パリメトロ7bis線

パリメトロ7bis線：パリ東部を走るコンパクトな路線

パリメトロ7bis線は、フランス・パリのメトロ路線の1つです。パリ交通公団（RATP）が運営し、パリ東部を東西に結ぶ短い路線として知られています。全長はわずか3.1kmで、パリメトロの中では3bis線に次ぐ短さです。しかし、そのコンパクトさとは裏腹に、独特の運行形態と歴史を持っています。

ルイ・ブラン駅からプレ・サン＝ジェルヴェ駅へ

7bis線は、パリ東駅に近いルイ・ブラン駅から出発します。そこから東へ向かい、ボザリ駅で南北に分岐する特徴的なルートを描きます。北側の路線はダニューヴ駅を経由し、南側の路線はプラス・デ・フェット駅を経由して、最終的にプレ・サン＝ジェルヴェ駅で合流します。それぞれの分岐線は一方通行で運行されており、効率的な運行を実現しています。

7号線からの独立とビュット・ショーモン公園

元々は7号線の一部だった7bis線ですが、1967年に7号線本線との運行頻度の差が大きくなったことを受け、独立路線となりました。沿線には緑豊かなビュット・ショーモン公園があり、多くの観光客や地元住民が利用しています。公園を訪れる際には、7bis線を利用するのも便利です。

各駅の概要と接続路線

7bis線には、いくつかの特徴的な駅があります。

ルイ・ブラン駅: 7号線との接続駅です。パリ東駅へのアクセスも良好です。
ジョレス駅: 2号線と5号線との接続駅となっており、複数の路線への乗り換えが可能です。
ビュット・ショーモン駅: 名前の通り、ビュット・ショーモン公園の最寄り駅です。
ボザリ駅: この駅から南北に分岐します。
プラス・デ・フェット駅: 11号線との接続駅です。
ダニューヴ駅: 北側の分岐線の駅です。
* プレ・サン＝ジェルヴェ駅: 南北の分岐線が合流する終点駅です。

将来の延伸計画：3bis線との統合

現在、7bis線は3bis線と統合され、新たな15号線として延伸開業する計画が進められています。この計画では、7bis線と3bis線を結ぶ既存の連絡線を利用し、約90年間使われずにいたアクソ駅も開業する予定です。また、西側の終点もルイ・ブラン駅からシャトー・ランドン駅まで延長される計画で、より広範囲をカバーする路線となる予定です。この計画が実現すれば、パリ東部の交通網がさらに便利になります。

まとめ

パリメトロ7bis線は、短いながらも独特の運行形態と、ビュット・ショーモン公園へのアクセスという利便性を持つ路線です。将来の延伸計画も進められており、パリの公共交通網において重要な役割を果たすことが期待されています。そのコンパクトな路線ながら、パリの東部を効率的に繋ぐ重要な役割を担っていると言えるでしょう。

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