ヒシグバット・エルデネットオド:モンゴルを代表する柔道家
ヒシグバット・エルデネットオド(Khishigbatyn Erdenet-Od、
1975年7月7日 - )は、モンゴルのダルハン市出身の
柔道選手です。160cmの身長で57kg級の選手として活躍しました。
主な実績
エルデネットオドは、1990年代後半から
2000年代にかけて、数々の国際大会で目覚ましい成績を収めました。
1998年:アジア大会(57kg級)優勝
2005年:世界選手権(57kg級)3位
アジア選手権でも、優勝2回、2位3回、3位2回と安定した強さを見せました。ユニバーシアードや東アジア選手権などの国際大会でも入賞を果たしています。
また、ヨーロッパの国際大会でも実績を残しており、オランダ国際、ロシア国際などで3位に入賞しています。
2006年の韓国国際、
2007年のオーストリア国際では優勝を飾っています。
オリンピック
エルデネットオドは、
2000年のシドニーオリンピック、
2004年のアテネオリンピック、
2008年の北京オリンピックと、3度のオリンピックに出場しました。
2000年シドニーオリンピック:初戦でイサベル・フェルナンデス(スペイン)に裏投で敗北。敗者復活戦でも日下部基栄に有効で敗北。
2004年アテネオリンピック:2回戦で
日下部基栄に有効で敗北。
2008年北京オリンピック:2回戦でジュリア・クインタバレ(イタリア)に朽木倒で敗北。
オリンピックではメダル獲得には至りませんでしたが、モンゴル代表として世界の舞台で戦い抜きました。
サンボでの活躍
エルデネットオドは、柔道だけでなく、サンボでも世界トップレベルの選手でした。世界選手権では、56kg級で2001年から2004年まで4連覇を達成するという偉業を成し遂げています。
戦績詳細
1998年 - アジア大会 優勝
1999年 - ユニバーシアード 3位
2000年 - アジア選手権 2位
2001年 - アジア選手権 優勝
2001年 - 東アジア選手権 3位
2002年 - オランダ国際 3位
2002年 - アジア大会 3位
2003年 - ロシア国際 3位
2003年 - アジア選手権 2位
2004年 - フランス国際 5位
2004年 - アジア選手権 2位
2005年 - アジア選手権 優勝
2005年 - 世界選手権 3位
2006年 - 東アジア選手権 3位
2006年 - 韓国国際 優勝
2007年 - フランス国際 5位
2007年 - オーストリア国際 優勝
2007年 - ドイツ国際 5位
2007年 - アジア選手権 3位
2007年 - 世界団体 3位
2007年 - 嘉納杯 2位
2008年 - アジア選手権 3位
2008年 - ロシア国際 優勝
まとめ
ヒシグバット・エルデネットオドは、モンゴル
柔道界を代表する選手の一人として、国際舞台で長年にわたり活躍しました。オリンピックや世界選手権での入賞、アジア大会での優勝など、数々の輝かしい実績は、
モンゴル国民に勇気と感動を与えました。また、サンボでも世界選手権4連覇を達成するなど、その実力は世界トップレベルであったと言えるでしょう。
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