ヒーロー集合!! ピンボールパーティ

『ヒーロー集合!! ピンボールパーティ』の詳細

『ヒーロー集合!! ピンボールパーティ』は、1990年1月12日にジャレコによってリリースされたゲームボーイ用のコンピュータピンボールです。このゲームは、プレイヤーがさまざまなジャレコのキャラクターを操作し、スコアを競う興奮の体験を提供します。特に、2人のプレイヤーが対戦できるモードや、魅力的なボーナスステージが特色です。ゲームは、十字キーの左ボタンとAボタンを用いて左右のフリッパーを操作し、打ち出されたボールを使って遊びます。

ゲームモード

『ヒーロー集合!! ピンボールパーティ』には、主に3つのプレイモードがあります。

1P NORMAL GAME

このモードでは、実際のピンボールのような操作感と演出を再現しています。盤面は3つのレベルに分けて構成され、上段から始まるボールは、左上のボールストッカーに入れることでマルチボールを狙えます。中段ではターゲットを消して「J」「A」「L」「E」「C」「O」の文字を全て点灯させるとスコアが倍増する特典があります。また、下段ではボーナスポイントや1UPを獲得できる一方、ボールアウトによるミスもあります。

1P EXTRA GAME

より多様なギミックを楽しめるこのモードは、同様に1人用ですが、通常盤面に加えて5つのボーナスステージも設けられています。それぞれのボーナスステージでは、破壊したターゲットの数に応じてボーナスポイントが得られます。このモードでは台揺らしは行えませんが、さまざまな心躍るシチュエーションがプレイヤーを待っています。

2P GAME

このモードは通信ケーブルを利用した対戦形式で、2人のプレイヤーがそれぞれのキャラクター（じゃじゃ丸かリット）を選択し、スコアを競い合います。対戦中は互いに向き合った台でボールを打ち合い、ボールを相手の台に落とすことで得点を争います。プレイヤーは攻防の合間には、ブロックくずしのようなパドルを操作し、ボールを防御できます。相手のエリアにボールが一定時間入っているとボールが爆発し、点を失ってしまうルールもあります。

キャンペーンと評価

ゲーム内では、特定条件を満たすことで表示されるパスワードを使い、応募券を添付して特製テレホンカードが当たるキャンペーンが行われていました。また、1P NORMAL GAMEで高得点を達成すると、スタッフロールが流れる仕掛けもあります。ゲーム雑誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、合計20点（満40点）を獲得し、その魅力が評価されています。

スタッフ

このゲームのデザインは面谷知志によってなされ、主要なプログラムはMOTOKOが担当しました。さまざまなスタッフが携わったことで、プレイヤーにとって魅力的な体験を提供しています。

関連作品

ジャレコが過去にリリースした他のゲームにも目を向けると、「ピンボ」（1984年）や「ピンボールクエスト」（1989年）など、アーケード及びファミリーコンピュータプラットフォーム向けのピンボールゲームがあります。

『ヒーロー集合!! ピンボールパーティ』は、1990年のゲームボーイの初期における新しい挑戦として、プレイヤーに愛され続ける作品となっています。

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