ビクター・ワニアマ

ビクター・ワニアマ:ケニアが生んだ屈強なMF



ビクター・ムガベ・ワニアマは、1991年6月25日ケニアナイロビで生まれたプロサッカー選手です。ポジションは主にミッドフィールダーで、その強靭なフィジカルと献身的なプレーでチームに貢献します。実兄も同じくサッカー選手のマクドナルド・マリガです。

クラブキャリア



ワニアマは、そのキャリアをベルギーのベールスホットでスタートさせました。トライアルを経て2008年に4年契約を結び、プロデビューを果たします。しかし、2009年には危険なタックルで出場停止処分を受けるなど、荒削りな面もありました。2010年にはセルティックやCSKAモスクワからの関心が報じられましたが、移籍は実現しませんでした。同年12月にはベールスホットで初ゴールを記録しています。2011年にも肘打ちで再び出場停止処分を受けました。

2011年7月、ワニアマはセルティックへ移籍。スコティッシュ・プレミアリーグで才能を開花させます。セルティックでは、リーグ優勝2回、スコティッシュカップ優勝1回を経験するなど、タイトル獲得に貢献しました。

2013年7月、イングランドのサウサンプトンFCへ移籍。プレミアリーグでの挑戦を始めます。サウサンプトンでの活躍が認められ、2016年6月にはトッテナム・ホットスパーFCへ移籍しました。トッテナムでは、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の下で中心選手として活躍し、チームの躍進に貢献。2016-17シーズンには、ホワイト・ハート・レインでの最後のホームゲームでゴールを決め、チームの2位を確定させるなど、印象的な活躍を見せました。

しかし、2017-18シーズン以降は出場機会が減少し、2020年3月にはMLSのモントリオール・インパクトへ移籍。新たな挑戦をスタートさせました。

代表キャリア



ワニアマは、15歳という若さでケニア代表デビューを果たしました。2010 FIFAワールドカップ・アフリカ予選にも出場するなど、長年にわたりケニア代表の中心選手として活躍しています。キャプテンも務め、チームを牽引する存在です。

プレースタイル



ワニアマは、恵まれた体格を生かしたボール奪取能力と、正確なパスでゲームを組み立てる能力を兼ね備えたミッドフィールダーです。守備的な役割をこなしつつ、攻撃にも積極的に参加し、チームに貢献します。また、リーダーシップも持ち合わせており、チームを鼓舞する存在です。

タイトル



セルティックFC
スコティッシュ・プレミアリーグ: 2011-12, 2012-13
スコティッシュカップ: 2012-13

SNS



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