ビクトル・イバニェス

ビクトル・イバニェス・パスクアル

ビクトル・イバニェス・パスクアル（Víctor Ibáñez Pascual）は1989年4月21日、スペインのカタルーニャ州バルセロナ県バルセロナで生まれたプロサッカー選手です。現在は日本の松本山雅FCに所属しており、ポジションはゴールキーパーです。日本では「ビクトル」として登録されています。

サッカーキャリアの始まり

イバニェスは、RCDエスパニョールの下部組織でサッカーを学び、2007-08シーズンにはセグンダ・ディビシオンB（3部相当）のRCDエスパニョールBでプロとしてのキャリアをスタートしました。ここでの3シーズンのプレーを経た後、彼は2010-11シーズンから国内の様々なクラブに移籍を繰り返しました。主にセグンダ・ディビシオンBのCDカステリョンやSDエイバルでプレーしました。

2013-14シーズンにはUDアルメリアBへと移籍し、2014年3月9日に行われたセビージャFCとの試合ではトップチームに招集されるも、その試合では未出場という結果に終わります。しかし、彼はこの経験を通じて一歩ずつキャリアを積み上げていきました。

スペインでのステップアップ

その後、2014-15シーズンにはセグンダ・ディビシオンのADアルコルコンに移籍し、ステップアップを果たしましたが、約4ヶ月後に退団します。再びセグンダ・ディビシオンBのレアル・サラゴサBに移ると、その翌シーズンからはCEロスピタレートで1年半プレーします。彼のプレースタイルと実力は、周囲からの信頼を集めていました。

日本への挑戦

2017年1月、イバニェスは日本のJ2リーグのFC岐阜に完全移籍しました。この移籍で彼は全試合に出場し、天皇杯でも活躍。彼の実力を発揮する良い機会となりましたが、2019年には同じポジションの外国人ゴールキーパー、ヤン＝オレ・ジーバースが加入したことで出場機会が減少し、契約満了を迎えて退団する運びとなりました。

この後、2020年にはSC相模原に加入し、ここで彼はシーズンを通じて正守護神としてチームを支えました。J3リーグでの2位フィニッシュや、クラブ史上初となるJ2昇格に大きく貢献しました。2020年12月にはモンテディオ山形への完全移籍が決まり、新たな挑戦が始まりました。

加入初期は藤嶋栄介の控えとしてスタートし、J2第6節のギラヴァンツ北九州戦でようやく出場機会を得ました。その後、藤嶋とのポジション争いを繰り広げながらも、合計23試合に出場しています。

松本山雅FCへの移籍

2022年には松本山雅FCに完全移籍を果たし、ビクトルの新たな章が始まりました。彼は日本のサッカー界での経験を活かし、さらなる成長を期待されています。これまでの歩みを振り返ると、ビクトル・イバニェスは地道な努力を重ねてきた選手であり、今後の活躍に目が離せません。

個人成績

出場歴

• - Jリーグ初出場：2017年2月26日 J2第1節 vsレノファ山口FC（岐阜メモリアルセンター長良川競技場）

タイトル

クラブ

• - RCDエスパニョールB テルセーラ・ディビシオン：1回（2008-09）
• - SDエイバルセグンダ・ディビシオンB：1回（2010-11）

彼のこれまでのキャリアを通じて、ビクトル・イバニェスは多くの成長と経験を積んできました。国内外でのプレーを経て、彼は今後もサッカー界でのさらなる活躍が期待されています。

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