ビクトル・オビンナ

ヴィクター・ヌソフォー・オビンナ

ヴィクター・ヌソフォー・オビンナ（Victor Nsofor Obinna, 1987年3月25日 - ）は、ナイジェリア・ジョス出身の元サッカー選手。ポジションはフォワード。

経歴

ナイジェリアのユースチームでキャリアをスタートさせ、2005年にセリエAのACキエーヴォ・ヴェローナへ移籍。トップチームデビューを飾ります。セリエAデビュー戦となった2005年9月11日のパルマFC戦では、セリエA初得点となる決勝ゴールを記録。

2006年1月にはインテルナツィオナーレ・ミラノとの共同保有となります。このシーズン、オビンナは6得点を挙げ、キエーヴォの躍進に貢献しました。2006-07シーズンの結果、キエーヴォはセリエBに降格しますが、自身はクラブに残留。自己最多の32試合に出場し8得点を挙げ、キエーヴォのセリエB優勝及び1シーズンでの昇格に大きく貢献しました。

2008年8月、インテルへ完全移籍。10月19日のASローマ戦で移籍後初得点を挙げますが、出場機会は限られ、9試合の出場に終わります。2009-10シーズンはリーガ・エスパニョーラのマラガCFへレンタル移籍し、10月4日のヘレスCD戦でリーガ初得点を記録。2010-11シーズンはプレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドFCへレンタル移籍しました。

インテルとの契約満了後、フリーエージェントとなっていた2011年6月、ロシア・プレミアリーグのFCロコモティフ・モスクワと4年契約を締結。2014年1月からは、かつて所属したACキエーヴォ・ヴェローナに半年間レンタル移籍しています。

ロコモティフ・モスクワ退団後の2015年9月9日、2. ブンデスリーガのMSVデュースブルクと1年間の延長オプション付きでシーズン終了まで契約。2016年8月5日、ブンデスリーガに昇格したSVダルムシュタット98のトライアルに合格し契約を交わしました。

2017年9月13日よりABSAプレミアシップのケープ・タウン・シティFCに加入しましたが、翌年2月3日に契約を解除しています。

代表

アフリカネイションズカップ2006でナイジェリア代表に初招集され、グループリーグのガーナ戦で代表デビュー。準々決勝のチュニジア戦では代表初得点となる同点ゴールを挙げ、ナイジェリアを勝利に導きました。2008年には北京オリンピック代表に選出され、3試合に出場。銀メダルを獲得しています。南アフリカW杯予選では3得点を挙げ、ナイジェリアのW杯出場に貢献。アフリカネイションズカップ2010では代表に返り咲き、全6試合に出場。準々決勝のザンビア戦ではPK戦で3人目のキッカーとしてPKを成功させ、3位決定戦のアルジェリア戦では決勝点を挙げ、ナイジェリアの3位入賞に貢献しました。

エピソード

彼の苗字『オビンナ(Obinna)』は、ナイジェリアのイグボ語で「神の心」という意味を持っています。

代表歴

2010 FIFAワールドカップ
国際Aマッチ 49試合 12得点（2006年-2014年）

タイトル

クラブ

エニンバ
ナイジェリア・プレミアリーグ: 2005
ナイジェリア・カップ: 2005
キエーヴォ
セリエB: 2007-08
インテル
セリエA: 2008-09

代表

ナイジェリア U-23
* 北京オリンピック 銀メダル

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