ビコム

ビコム株式会社の紹介

ビコム株式会社（VICOM INC.）は、福岡県の久留米市に本社を置く映像制作企業で、特にBlu-rayやDVD、ビデオソフトの制作と販売を行っています。中でも、鉄道関連の映像ソフトは日本国内でナンバーワンの市場シェアを誇ります。

企業の成り立ち

ビコムの創業者である山下豊は、もともとテレビ局のカメラマンとして働いていました。1980年に独立し、久留米市においてビデオ制作会社を設立したものの、最初はニッチな市場を開拓する苦難が伴ったことでしょう。しかし、昭和末期に国鉄の分割民営化が進んでいく中、赤字路線が廃止されるなかで、九州の美しい鉄道風景を映像に残すことを決意。製作した映像は思いのほか需要があったため、鉄道関連の映像ソフトを次々と発売することとなりました。

多彩な製品ライン

ビコム株式会社は、鉄道関連の作品に限らず、リラクゼーションに特化したヒーリングソフト「リラクシーズ」や、地方自治体、学校、企業からの依頼に応じた映像制作にも努めています。すべての映像制作はHD仕様で行われており、九州地区では唯一無二の映像ソフト出版社としての地位を確立しています。最新鋭の撮影機材を自社で保有しており、特にPanasonicのハイエンドHDカメラVARICAMを使用した映像制作は、ハイビジョン映像のクオリティを一層引き上げています。

鉄道関連映像ソフトの先駆者

ビコムが発行する鉄道関連の映像ソフトには多くのシリーズがあります。「ブルーレイ展望」「ワイド展望」などの映像は、道中すれ違う列車の情報や風景に関する詳細を字幕で表示するなど、見どころも豊富です。特に、2009年にリリースされた「0の記憶」は、ノーカットでの収録映像がギネス世界記録に認定されるなど高い評価を得ています。

キッズ向けコンテンツ

また、子ども向けの映像ソフト「たのしいでんしゃ」シリーズも人気で、キャラクターたちが登場するアニメ作品は特に小さい子どもたちに愛されています。ビコムはファミリー向けマーケットにも積極的にアプローチしています。

受賞歴

ビコムの作品は、数々の賞を受賞しており、特に技術面での評価が高いです。2010年のDEGジャパンアワードでは「ベスト高画質賞ビデオ部門」を受賞するなど、高品質な映像制作が社の特長ともなっています。

今後の展望

ビコム株式会社は、今後も新しい映像技術の導入や作品の多様化を進めることで、より多くの視聴者に楽しんでいただける作品を制作し続けていくことでしょう。企業の貢献に期待が寄せられています。

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