ビジュアルソフト・コンテンツ産業協同組合

ビジュアルソフト・コンテンツ産業協同組合（VSIC）

ビジュアルソフト・コンテンツ産業協同組合（Visual Software Contents Industry Coop.、略称: VSIC）は、日本のアダルトビデオ（AV）メーカーが加盟する業界団体です。主な活動内容は、海賊版問題への取り組みや、自主規制に基づいたアダルトビデオの倫理審査などです。

概要

VSICは、AV業界の健全な発展を目指し、著作権保護や倫理基準の確立に取り組んでいます。顧問弁護士は慶応義塾大学名誉教授の小林節が務めています。

近年では、2022年に公布されたAV出演被害防止・救済法に対して、VSIC理事長の綾部が「女優保護のための法律が、結果的に女優の仕事を奪っている」とコメントしています。また、小林節顧問弁護士も「成人した人間が自らの意思で契約したものを、任意に無保証で解約できるというのは商取引としてあり得ない」と指摘しています。

沿革

1994年4月: 日本ビジュアルソフト著作権協会として発足。海賊版の取り締まりを主な業務とする。
1999年12月: 通商産業省・関東通商産業局に協同組合の申請を行う。
2003年12月: 経済産業省・関東経済産業局より認可を受け、産業協同組合を設立。当時は日本ビデオ倫理協会（ビデ倫）メーカーも加盟していた。
2004年3月: 第一回倫理基準調査研究会を開催、メディア倫理士試験を実施。
2005年4月: トライハートコーポレーションがビデ倫を脱退、VSICの審査に移行。
2006年4月: ビデ倫メーカーが一斉脱退。
2007年5月: 北都（MOODYZ、S1等）が日本倫理審査協会（JEJA、日倫）から審査を移行。
2007年7月: 事務局所在地を品川から新宿に移転

主な協同組合員

以下はVSICの主な協同組合員です。ただし、VSICで作品を審査しているとは限りません。

アットワンコミュニケーション（LEO）
オムプロダクション（ドグマ）
グラフィス
古松映像（クロス）
CVC（センタービレッジ）
ソフトビット（オーロラ・プロジェクト、実録出版などの販売元）
泰成
トライハートコーポレーション
NANIWA
ハマジム
隼エージェンシー
北都→WILL
マルクス兄弟
ユーアンドケイ（U&K）

外部リンク

* 公式ウェブサイト

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