ビッグトゥデイ

『B:T ビッグ・トゥデイ』の概要

『B:T ビッグ・トゥデイ』は、日本のフジテレビで放送されていた平日午後の情報番組で、1995年10月2日から1999年3月31日まで放送されました。当初はバラエティ番組に力を入れていたフジテレビですが、他局が災害報道や社会問題に特化していた中、この番組は大きな転換を図りました。主要な司会を務めたのは、NHKを退職したばかりの佐藤充宏でした。彼は情報番組のフォーマットに新たな風を吹き込みました。

番組の特徴

この番組の大きな特徴は、伝統的なワイドショーでよく見られた刺激的なテロップを排除し、視覚的に心地よいデザインに変更したことです。代わりに、カラフルで読みやすいフォントが使用され、視聴者にとって魅力的な画面作りがされました。この革新は他局にも影響を与え、後に日本テレビの『THE・ワイド』も同様のテロップに切り替えました。

番組の終了とその後

『B:T ビッグ・トゥデイ』は、1999年に放送時間が拡大された『FNNスーパーニュース』に引き継がれ、内容はそのままに『2時のホント』へと移行しました。また、コメンテーターとして登場したピーコのコーナー『辛口ピーコのファッションチェック』は、新番組へも引き継がれました。

放送時間と出演者

番組は平日午後に放送され、歴代の出演者には、報道センターから出演したキャスターやフリーアナウンサー、リポーターなどがいました。著名なコメンテーターやナレーションも数多く参加し、特に武久成之（夕刊フジ編集長）や亀和田武（作家、コラムニスト）などが知られています。また、日替わりでの情報提供を行うリポーター陣も、充実のメンバーでした。

主なコーナー

番組内では様々なコーナーが展開され、視聴者に楽しさを提供しました。「ニュースのぞき見隊」では、新聞記事からの取り上げや新たなトレンドを紹介。「昇太の朝・昼・晩ごはん」では、著名人の食生活を追いかけ、「栗原はるみのすてきレシピ」では料理にまつわる情報を展開しました。特に、平野文による「旬ですよ」は、その季節の魚をクローズアップし、料理レシピ本も出版されるほどの人気コーナーでした。ファッションチェックも視聴者の注目を浴び、街のトレンドを身近に感じる内容が多く取り上げられました。

制作スタッフ

『B:T ビッグ・トゥデイ』の制作にあたったのは多くの才能あるスタッフたちです。放送の構成や技術面、音響効果に至るまで、協力を得たメーカーやプロデューサー陣によって、番組は高品質なものとなりました。特にフジテレビの情報制作センターは、制作を通じて番組のクオリティを保証しました。

この番組は、時代の変化に適応しつつ、視聴者にとって身近で興味深い情報を提供し続けました。そのスタイルと内容は、今日の情報番組に多大な影響を与える結果となりました。

もう一度検索