ビッグ開発ベースボールクラブ

ビッグ開発ベースボールクラブ

ビッグ開発ベースボールクラブは、沖縄県那覇市に拠点を置く社会人野球のクラブチームであり、日本野球連盟に加盟しています。このチームは、2008年に設立され、高校野球で優れた成績を収めた選手たちが卒業後に活躍できる場を目的として創設されました。運営するのは不動産管理会社のビッグ開発で、全選手が同社の関連企業で働いているため、"仕事と野球の両立"をテーマにした活動が行われています。

チームの成長と実績

チーム創設から数年で、ビッグ開発ベースボールクラブは目覚ましい成果を上げてきました。2010年には都市対抗予選で、前年の九州第1代表として本大会に出場した沖縄電力を撃破し、初の2次予選進出を果たしました。この年はまた、西日本クラブカップでの初優勝も達成しており、その後も都市対抗野球沖縄県予選を3年連続で突破し、社会人野球の中で存在感を示す重要なクラブとなりました。

2013年には全日本クラブ野球選手権大会に初出場を果たしましたが、初戦で敗退。しかし、この大会で沖縄県のチームの出場は史上初であったため、歴史的な瞬間でもありました。続く2014年、ビッグ開発ベースボールクラブは2年連続で全日本クラブ野球選手権大会に出場し、初戦で勝利を収めて大会初勝利を達成しましたが、2回戦では優勝候補の茨城ゴールデンゴールズに敗れました。

さらに2016年の全日本クラブ野球選手権大会では、念願の初優勝を果たし、その後の第42回社会人野球日本選手権大会にも出場しましたが、ここでは残念ながら初戦で敗退しています。

所属選手と移籍の方針

ビッグ開発ベースボールクラブは所属選手の移籍に対して非常に寛容であり、選手が企業チームに移ることを支援しています。例えば、2012年までにこのクラブを経てNPBからドラフト指名を受けた選手もいます。特に注目すべき選手として、嘉弥真新也（投手）や島井寛仁（外野手）が挙げられます。嘉弥真選手は2011年に福岡ソフトバンクホークスに入団し、島井選手も2012年には東北楽天ゴールデンイーグルスに所属しています。

沿革と大会実績

• - 2008年：ビッグ開発ベースボールクラブ設立
• - 2013年：全日本クラブ野球選手権大会初出場
• - 2016年：クラブ野球選手権大会初優勝

主要な大会出場履歴としては、社会人野球日本選手権大会に1回出場、全日本クラブ野球選手権大会には8回出場し、2016年には優勝を果たしました。また、西日本クラブカップでも2010年に優勝しています。

このように、ビッグ開発ベースボールクラブは感謝の意を持って野球に取り組んでおり、社会人野球界における重要な存在として位置づけられています。

もう一度検索