ビテスラフ・ヤロシュ

ビテスラフ・ヤロシュ

ビテスラフ・ヤロシュ（Vítězslav Jaroš, 2001年7月23日 - ）は、チェコ共和国、中央ボヘミア州プシーブラム出身のプロサッカー選手。ポジションはゴールキーパーで、現在はプレミアリーグのリヴァプールFCに所属し、チェコ代表としても活躍しています。

経歴

リヴァプールFC

2017年、ヤロシュはリヴァプールFCのユースアカデミーに加入し、その才能を開花させました。2019年夏には、トレンメア・ローヴァーズFCとの親善試合でトップチームデビューを飾り、将来を嘱望される存在となります。しかし、その後練習中に肘を負傷し、手術を余儀なくされ、一時戦線を離脱しました。

2020年2月、FAカップ4回戦のシュルーズベリー・タウンFC戦でベンチ入りを果たしますが、出場機会はありませんでした。同年7月9日、リヴァプールとの契約延長に合意し、クラブからの信頼の厚さを示しました。

セント・パトリックス・アスレティックFC (期限付き移籍)

2021年2月3日、ヤロシュはアイルランド・プレミアディビジョンのセント・パトリックス・アスレティックFCへ期限付き移籍。同年3月19日のシャムロック・ローヴァーズ戦で初出場を飾ると、その後は先発として定着し、チームの躍進に大きく貢献しました。チームは2013年以来最高となるシーズン2位の成績を収め、サポーターからはクラブの最優秀選手に選ばれるなど、その活躍は高く評価されました。さらに、FAIカップでも優勝を経験し、タイトル獲得にも貢献しました。

ノッツ・カウンティFC (期限付き移籍)

2022年1月27日、ヤロシュはイングランドEFLリーグ2のノッツ・カウンティFCへ期限付き移籍。移籍後は15試合に出場し、経験を積みました。

ストックポート・カウンティFC (期限付き移籍)

2022年7月4日、ストックポート・カウンティFCへ期限付き移籍。8月23日に行われたEFLカップのレスター・シティFC戦では、PK戦でジェームズ・マディソンのシュートをセーブするなどの活躍を見せましたが、チームは惜しくも敗れました。

SKシュトゥルム・グラーツ (期限付き移籍)

2024年1月9日、リヴァプールとの契約を延長し、オーストリア・ブンデスリーガのSKシュトゥルム・グラーツへ期限付き移籍。同年5月1日にはオーストリア・カップで優勝を果たしました。移籍後は21試合に出場し、チームのリーグ優勝にも大きく貢献しました。

チェコ代表

ヤロシュはチェコ代表として、各年代別代表で活躍してきました。2021年9月にはチェコU-21代表チームに初めて招集され、2022年3月29日に行われたアンドラU-21チームとの試合でU-21代表デビューを飾り、3-0で勝利しました。

2024年3月、ノルウェーとアルメニアとの親善試合に向けて、初めてチェコA代表に招集。同年5月には、UEFA EURO 2024のチェコ代表メンバーにも選出されました。2024年6月7日、マルタとの親善試合に後半から出場し、A代表デビューを果たしました。

タイトル

クラブ

セント・パトリックス・アスレティック

FAIカップ：1回 (2021年)

SKシュトゥルム・グラーツ

オーストリア・ブンデスリーガ：1回 (2023-24)
オーストリア・カップ：1回 (2023-24)

個人

セント・パトリックス・アスレティック最優秀選手賞：1回 (2021年)

もう一度検索