ビトウィーン・ザ・ベリード・アンド・ミー

ビトウィーン・ザ・ベリード・アンド・ミーについて

ビトウィーン・ザ・ベリード・アンド・ミー（Between the Buried and Me、略称：BTBAM）は、2000年にアメリカのノースカロライナ州ローリーで結成されたプログレッシブ・メタル・バンドです。彼らのバンド名は、カウンティング・クロウズの楽曲「ゴースト・トレイン」の歌詞からインスパイアを受けて命名されました。

バンドの始まり

ビトウィーン・ザ・ベリード・アンド・ミーは初期メンバーで活動を始めました。メンバーはボーカルのトミー・ロジャース、ギターのポール・ワグナーとニコラス・フレッチャー、ドラムのウィル・グッドイヤー、ベースのジェイソン・キングです。デモの制作を行い、3曲「Use of a Weapon」「What We Have Become」「More of Myself to Kill」を収録した最初のデモをリリースしました。このデモは後に再録され、2002年には1stアルバム『Between the Buried and Me』としてライフフォース・レコードから発表されました。

音楽スタイルとアルバムの発展

彼らのデビューアルバムには、社会的なメッセージを含んだ楽曲が多く含まれています。特に「Arsonist」は、カンザス州のウエストボロ・バプティスト教会に対する批判を込めた内容となっています。また、「Aspirations」はバンドの最初のミュージックビデオ作品となりました。その後、このアルバムはビクトリー・レコードによって2004年に再発行されました。

続いて、2003年には2枚目のスタジオアルバム『The Silent Circus』をリリース。この作品はシングル「Mordecai」や「Aesthetic」などが収録されています。その後、ライブDVDを同梱した再発版も登場しました。この頃、ドラム担当のウィル・グッドイヤーの交代があり、新しいメンバーが加わっていきます。

さらに、2005年に発表された3rdアルバム『アラスカ』は、多くのファンに愛される作品となり、「Selkies: The Endless Obsession」や「The Primer」といったシングルも登場しました。メタル界での影響を受けたアルバム『The Anatomy Of』は2006年にリリースされ、様々なアーティストの楽曲をカバーしました。

メンバーの変遷

BTBAMのメンバーは、アルバムごとに変化しており、一時的に多くのメンバーが出入りしました。具体的には、ドラムからの脱退や新しいメンバーの加入がありました。トミー・ロジャース、ポール・ワグナー、ダスティー・ウェアリング、ダン・ブリッグス、ブレイク・リチャードソンが現在のラインナップとなります。

日本での活動

バンドは2010年に初めて日本公演を行い、その後も日本での活動を続けています。2012年には再度来日公演を実施し、録画したパフォーマンスは多くのファンに支持されました。

最新の活動

最近ではアルバム『ザ・パララックス・トゥー：フューチャー・シークェンス』や、続編の『コーマ・エクリプティック』などをリリースし、その音楽スタイルの進化を続けています。彼らの作品は、プログレッシブ・メタルファンにとって、常に期待される存在となっています。

このようにビトウィーン・ザ・ベリード・アンド・ミーは、独自の音楽性とメンバーの流動性を持ちながら、今もなお新しい音楽を生み出し続けているバンドです。

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