ビビット (テレビ番組)

『ビビット』の概要

『ビビット』は、2015年3月30日から2019年9月27日までTBS系列で放送された情報バラエティ番組であり、毎週月曜日から金曜日の朝8時から9時55分まで生放送であった。番組は当初「白熱ライブ ビビット」というタイトルでスタート。平成の時代の最後の平日午前のワイドショーとして位置付けられ、視聴者に親しまれていた。

番組のスタートと改編の背景

この番組は、視聴率が低迷していた『いっぷく!』の後継として登場した。メインキャスターには国分太一（TOKIO）と、真矢ミキが起用され、特に真矢ミキは情報番組のMCとしては初の挑戦であり注目を集めた。国分はジャニーズ事務所所属タレントとして初めてのワイドショーMCであり、歴史的な役割を果たした。

『ビビット』では、前半部分で芸能ニュースや時事問題が取り上げられ、曜日ごとのパーソナリティーである「ビビットファミリー」による活発な議論が展開された。後半は日替わりのバラエティ企画で構成され、視覚的にも楽しめる内容とされた。

昇降の変遷

2017年3月31日には、番組のスタートからアシスタントを務めていた井上貴博が降板し、堀尾正明が新たに参加することとなった。これに伴い、番組のタイトルもシンプルに「ビビット」と改名され、そのスタイルも変化を遂げた。

その後の視聴率は、初期は2%から3%の低迷が続いたが、2018年の初めから一時的に上昇したこともあったものの、最終的には民放の最下位に位置することが多く、視聴率の向上には至らなかった。

最終回とその後

2019年9月27日、4年半の放送が終了。最終回では出演者たちの感謝の言葉があり、真矢ミキが「ビビッとくる朝を!」と言葉を残して幕を降ろした。また、国分による平日朝のワイドショーも終了し、後継番組として『グッとラック!』がスタートした。

番組の特徴

『ビビット』は新感覚のワイドショーとして捉えられ、制作方針としては当時の伝統的なワイドショーとは異なり、情報バラエティーの形で新たな方向性を示した。これは、視聴者とのインタラクションを重視した企画やコーナーが多く設けられ、視聴者参加型の要素が強調されたからである。

主要コーナーと参加者

例えば、視聴者が参加できるニュースを取り扱うコーナーや、曜日別の企画が用意されており、様々なデータやトピックを元にした情報が提供された。また、アシスタントには井上貴博や林みなほが務めた他、特集コーナーやリポートも豊富であった。過去には多くの有名人が週替わりで参加し、多様な視点から番組を彩ったことも特徴的であった。

結論

『ビビット』は、国分太一の司会のもとで多様な企画や議論を展開し、視聴者に新たな情報とエンターテインメントを提供した。番組の終焉とともに、平日午前中の情報番組の枠組みに変化が訪れている中で、その影響力は今もなお記憶に残るものである。

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