ビビット (テレビ番組)

ビビット：TBSの情報バラエティ番組の歴史

『ビビット』は、TBS系列のワイドショーという新しい形態の情報番組として、2015年3月30日から2019年9月27日まで放送されていました。毎週月曜日から金曜日の8:00から9:55という早朝の時間帯で生放送を行い、視聴者に様々な情報を提供していました。初回放送時は「白熱ライブ ビビット」という名称でしたが、2017年に現在の『ビビット』に改名されました。

番組の発端

本番組は、視聴率の低迷を受けて終了した『いっぷく!』の後を受ける形でスタートしました。MCは、TOKIOの国分太一と、真矢ミキが担当しました。特に、真矢の情報番組MCとしての挑戦は注目され、彼女はこの番組を通じて多くの情報を視聴者に伝えました。国分はジャニーズ所属のタレントとして、初めてワイドショーのMCを務めることになり、これも話題となりました。

番組の特徴

『ビビット』は前半が主に新聞やネットから取り上げられた芸能ニュースや時事問題を扱い、視聴者参加型の議論が展開されました。曜日ごとに異なる「ビビットファミリー」と呼ばれるパーソナリティが参加し、視聴者の真剣な関心に応える形式を取りました。後半はバラエティ企画が中心で、これによって視聴者を引きつけ続ける努力が続けられました。

特に、視聴者参加型のコーナーやリポーターによる最新ニュースの報道が視聴者に親しまれました。コーナーでは、トピックスの中から選ばれた話題を深掘りし、観客の意見や専門家の解説も交えることで、視聴者に新しい視点を提供しました。

重要な変遷

2017年には大幅なリニューアルが行われ、井上貴博と林みなほがアシスタントを務めていましたが、彼らも新たな番組へ異動することとなりました。この影響で、堀尾正明が新たに加入し、番組のスタイルにも変化がもたらされました。

終焉と後継番組

しかし、視聴率は低迷し続け、2019年の9月に最終回を迎えました。最終回では出演者たちが感謝の言葉を述べており、真矢ミキの「ビビッとくる朝を!」という挨拶で4年半の歴史に終止符を打ちました。これを受けて、9月30日から新たに立川志らくと国山ハセンを司会に迎えた『グッとラック!』が放送を開始しました。

TBSにおけるワイドショーの復活

『ビビット』は、TBS系列にとっては1996年から休止していたワイドショー制作の復活を意味するものでした。元々のワイドショーの概念とは異なりますが、視聴者との新たな接点を模索する中で、情報バラエティの形式で情報を届ける方法を選びました。この試みは、いかにして現代の視聴者に響くかが大きなテーマとなりました。しかし、視聴率の問題は依然として課題であり、TBSも視聴者動向を常に意識し続けている姿勢が伺えました。

『ビビット』は、時間帯や形式を問わず、多くの視聴者に楽しまれた番組であったことは間違いなく、その影響を受けて新しいバラエティ番組の方向性が生まれていくのでした。

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