ビブレ

ビブレ（VIVRE）について

ビブレ（VIVRE）は、若者向けのファッションビルとして広く知られ、イオンモール株式会社や株式会社OPAによる運営が行われています。このブランドはもともとニチイによって1982年に誕生し、特にファッションやライフスタイルに敏感な若者をターゲットとしています。ここでは、ビブレの歴史や特徴、展開状況について詳しく説明します。

ビブレの歴史

ビブレの起源は1979年に遡ります。当時、ニチイが不振店舗をまとめた第五事業部を設立し、様々な実験を重ねる中でビブレ業態が生まれました。1982年の3月、福岡市天神に初のビブレ1号店として「天神VIVRE21」がオープン。売上が低迷していたニチイから脱却するために、ニチイが持つ品牌をリニューアルし、若者向けのブランドや商品を取り入れて再スタートを切りました。

その後、1983年には京都・河原町にもビブレがオープンし、音楽を土台にした非物販的な要素も取り入れ、大学生をターゲットにした展開を行いました。1984年には原宿に旗艦店舗を開設し、さらなる成長を遂げました。これにより、ビブレは若者を中心に、ファッションに特化した店舗としての地位を確立しました。

多店化と業態転換

ビブレは他のエリアへも進出し増店を続け、特に2001年には全国31店舗へと拡大しました。しかし、様々な事情から一部店舗の業態転換や閉店も余儀なくされました。特に、近年ではイオングループの経営支援により、イオンモール内に多くのビブレが出店され、ブランドとしても再構築が進んでいます。2011年にはイオンリテールとマイカルが合併し、これによりビブレの運営はイオンモールに統合されました。

現在のビブレの展開

今現在のビブレは、主にイオンモール内での出店が多く、ショッピングセンターの一翼を担っています。例えば、福岡東ビブレや越谷レイクタウンビブレなどは、イオンモール内での新たなテナント展開を通じてリニューアルされました。そして「VIVRE GENE」として新業態が登場し、生活提案型の店舗も増加しています。

名称とロゴ

ビブレの名称はフランス語の「vivre（生きる、暮らす）」に由来しており、創業以来、若者のライフスタイルに寄り添った形で様々な商品やサービスを展開してきました。ロゴも数回変遷しながら、シンプルでありながら印象的なデザインが特徴です。

まとめ

ビブレは、成長過程で多様な業態やブランドの再編を経て現在の形に至りました。今後も、イオンモール内での展開を通じて、若者のニーズに応じた新しい店舗作りを目指していくことでしょう。ビブレは、ファッションビルとしての独自の魅力を持ち続け、より多くの顧客にとっての「生きる・暮らす」空間を提供することを目指しています。

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