ピエリッチ・シーバート

ピエリッチ・シーバート

ピエリッチ・シーバート（Pierich Siebert）は、2001年4月18日に生まれたラグビーユニオンの選手です。ラグビーが盛んな南アフリカの出身で、身長187センチメートル、体重109キログラムという強靭なフィジカルを持っています。主にフォワード第3列のポジションであるフランカー（FL）やナンバーエイト（No.8）としてプレーしており、現在は日本のトップリーグであるジャパンラグビーリーグワンに所属する東京サントリーサンゴリアスの一員として活躍しています。

経歴

シーバート選手のラグビーキャリアは、母国南アフリカでスタートしました。特にパールジムナジウム高校在学中には、その才能が認められ、ウェスタン・プロヴァンス州のU18代表チームに選出されるという栄誉に輝いています。これは、南アフリカ国内における若手有望株の証と言えるでしょう。

高校卒業後、2020年に彼は海を渡り、日本の立正大学へ進学しました。日本の大学ラグビーは独自の文化と高い競技レベルを持ち、多くの外国人選手も挑戦する場となっています。立正大学ラグビー部で過ごした4年間は、彼の選手としての土台を築き、異文化の中で適応力とスキルを磨く貴重な期間となりました。

大学での学びとラグビー経験を終え、2024年に立正大学を卒業。同年に日本のプロラグビーリーグであるジャパンラグビーリーグワンの強豪チーム、東京サントリーサンゴリアスへの加入が決まりました。サンゴリアスはリーグワンでも常に上位争いを演じるチームであり、国内外のトップレベルの選手が集まる環境です。このようなチームでプロキャリアをスタートさせることは、彼の能力と将来への期待の高さを示しています。

ポジションとプレースタイル

シーバート選手が主に担うフランカーとナンバーエイトは、フォワードの中でも特に運動量が豊富で、グラウンド全体をカバーする能力が求められるポジションです。フランカーはブレイクダウン（タックル後のボール争奪局面）での激しい働きや、防御ラインの外側をカバーする役割を担います。一方、ナンバーエイトはスクラムの最後尾から攻撃に参加したり、相手ディフェンスを突破するキャリー能力が期待されたりします。

身長187センチ、体重109キロという体格は、これらのポジションをこなす上で非常に有利に働きます。密集での強さや突破力はもちろんのこと、この体格で広範囲を動き回れる運動能力があれば、攻守両面でチームに貢献できます。大学時代に培ったフィジカルとラグビーセンスを活かし、サンゴリアスのダイナミックなラグビーに新たな推進力をもたらす存在として期待されています。

プロとしての第一歩を踏み出したばかりのピエリッチ・シーバート選手。今後のジャパンラグビーリーグワンでの活躍から目が離せません。彼のパワフルなプレーは、サンゴリアスのファンだけでなく、日本のラグビーファンを魅了することでしょう。

参照情報

立正大学ラグビー部
東京サントリーサンゴリアス

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