ピクシブ (企業)

ピクシブ株式会社について

ピクシブ株式会社（英: pixiv Inc.）は、東京都渋谷区に本社を構えるインターネット関連のベンチャー企業です。アニメイトホールディングスの子会社であり、イラストコミュニケーションサービス「pixiv」と、創作物を売買できるマーケットプレイス「BOOTH」を運営。クリエイター同士が交流し、作品を公開するためのプラットフォームを提供しています。

会社の歴史

ピクシブの歴史は2005年に始まり、当初「ウェブッテネット株式会社」という名称で設立されました。2006年には「crooc」としてウェブページ生成サービスを開始した後、2007年にはイラストコミュニケーションサービス「pixiv」の運営を開始し、急成長を遂げました。2008年には商号をピクシブ株式会社に変更し、同年中に月間アクセス数が3.6億PVに達しました。

その後もサービスを拡充し、2012年からはユーザー数が急増。2018年には登録者数が3000万人を突破し、さまざまな事業を展開しています。さらに、2020年には5000万人に達しました。

主なサービス

• - pixiv: イラスト・漫画の投稿サイトで、クリエイターが作品を公開・共有できるプラットフォーム。
• - pixivコミック: 無料漫画連載と電子コミック販売機能を持つサイト。
• - pixivFANBOX: クリエイター支援のためのプラットフォーム。
• - BOOTH: 創作物の販売ができるオンラインマーケット。
• - pixivFACTORY: グッズ作成サービス。
• - VRoid Studio: 3Dキャラクター制作のソフトウェア。

ビジネスモデルと収益

ピクシブは、これまでの成長において広告収入、プレミアムサービス、商品販売など多角的な収益モデルを持っています。特に「pixiv」や「BOOTH」を通じてクリエイターとファンのコミュニティ形成を促進し、さまざまなイベントやグッズ制作を行っています。これらの活動により、同社は早期から採算に達しています。

社内文化とマスコット

本社には柴犬の「チョビ」が飼われており、社内のマスコットとして親しまれています。また、ピクシブたんというキャラクターも存在し、ユーザーに愛されています。

課題と不祥事

ピクシブは過去にセクハラ問題や職場環境に関する課題に直面し、その都度、外部専門家の介入による改善策を講じてきました。これらの問題は会社の信頼性にも影響を与えていますが、企業としての成長と企業文化の改善に向けて誠実に取り組んでいます。

未来に向けて

今後のピクシブ株式会社は、国内外でのユーザーベース拡大を目指し、新しいサービスの開発や国際展開に注力しています。クリエイターとファンが一体となる場を提供し、さらなる成長を遂げることが期待されています。

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