ピコチャンブラック

ピコチャンブラック（Piko Chan Black、2022年4月24日生まれ）は、日本で活躍する競走馬です。2025年のスプリングステークスを制覇したことで、その名を知られるようになりました。

馬名の由来は、馬主の冠名に敬称を加え、さらに父であるキタサンブラックの名前の一部を組み合わせたものです。

戦績

2024年7月20日、ピコチャンブラックは福島競馬場で行われた2歳新馬戦でデビューしました。鞍上は石橋脩騎手。スタートからハナを奪い、そのまま先頭を譲らず、2着馬に7馬身もの差をつける圧勝劇を演じました。デビュー戦を最高の形で飾り、その才能の片鱗を見せつけました。

しかし、続く10月19日のアイビーステークスでは、直線でマスカレードボールに交わされ、惜しくも2着に敗れました。初の重賞挑戦となったホープフルステークスでは、3番人気に支持されましたが、レース中に失速し、13着という結果に終わりました。

3歳シーズンを迎えたピコチャンブラックは、3月16日のスプリングステークスに出走しました。道中は4番手を追走し、直線入り口で早めに先頭に立つと、そのまま後続を寄せ付けずに見事勝利。重賞初制覇を成し遂げました。この勝利は、祖父ブラックタイド（2004年）、父キタサンブラック（2015年）に続く、父子3代でのスプリングステークス制覇という偉業達成となりました。

血統

ピコチャンブラックの血統背景もまた、注目に値します。伯父には、フサイチコンコルド、ボーンキング、アンライバルドといった名馬が名を連ねています。また、リンカーンやヴィクトリーといった実力馬も、従兄弟にあたります。

ピコチャンブラックは、輝かしい血統を受け継ぎ、今後の活躍が期待される一頭です。

競走成績は2025年4月20日現在。
netkeiba.comおよびJBISサーチに基づく。

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