ピニヤタ・プロテスト

ピニヤタ・プロテストは、アメリカ合衆国テキサス州サンアントニオを拠点に活動するノルテーニョ・パンクバンドです。彼らは、地元であるメキシコとの国境地域に根付いたテハーノ・ミュージックやノルテーニョ・ミュージック、コンフントとパンク・ロックとを融合した楽曲を創造するバンドとして注目を集めています。

来歴

バンドのリーダーであるアルバロ・デル・ノルテは、幼少時は地元に根付いたテハーノ・ミュージックやノルテーニョ・ミュージックまたその他のスペイン語音楽は好みませんでした。中学高校時代はパンク音楽等に熱中していましたが、高校を卒業する頃にはクールでないと嫌っていたそれらの地元文化に根差した音楽は自分の出自やルーツと向き合う上で切離せないものだと考えを改めます。それまではベースを弾いていましたが、アコーディオンでパンクをやってくれるメンバーを募集したが誰も応募して来なかったこともあり、自らアコーディオンに転向を決意し、サンアントニオにあるコミュニティ・カレッジのパロ・アルト・カレッジで、名手ホゥアン・テヘダからアコーディオンを学びました。

2006年頃、ピニヤタ・プロテストを結成。2010年、デビューEP「Plethora」を発売。2012年には、毎年3月にテキサス州オースティンで開催される世界最大規模の音楽イベントSXSWでステージ演奏を行い注目を集めました。

2013年、El Valiente が注目のCDとしてNPRで紹介されます。また、2014年以降も、NPRの音楽番組Alt.Latinoは、ピニヤタ・プロテストの楽曲を複数回紹介し、活躍を期待する番組のお気に入りバンドとしています。

音楽性

ラモーンズ、ニルヴァーナ、ロス・クルードスのようなパンク・ロック系音楽の影響を受け、かつ、生まれた時から聴いて育った地元に根差した音楽ジャンルであるノルテーニョやテハーノやコンフント系のバンドであるロス・ティグレス・デル・ノルテやテキサス・トルネイドズ等の楽曲からの影響も当然受けており、それらの異なる音楽要素を混ぜ合わせ融合させた音楽を生み出しています。

ディスコグラフィー

シングルおよびEP盤
Plethora (2010)
Plethora "Reloaded" (2012)
El Valiente (2013)

フルアルバム

メンバー

アルバロ・デル・ノルテ（Alvaro Del Norte）: アコーディオン, ヴォーカル, ポケットトランペット
JJ・マルティネス（JJ Martinez）: ドラムス
マルクス・カサレス（Marcus Cazares）: エレクトリックベース, ヴォーカル
ホセ・モラレス（Jose Morales）: ギター, ヴォーカル

元メンバー
マット・カサレス（Matt Cazares）
マヌエル・ガルスィア（Manuel Garcia）
オマル・ナンボ（Omar Nambo）

外部リンク

公式サイト（英語）
ピニヤタ・プロテスト - Facebook（英語）

もう一度検索