ピュアニーモ

ピュアニーモとは

ピュアニーモは、アゾンインターナショナルが製造・販売する1/6スケール人形用の素体シリーズです。その最大の特徴は、多様なサイズ展開と豊富なバリエーションです。これにより、様々なキャラクタードールやオリジナルドールの制作に対応できる柔軟性を持っています。

基本的な素体

ピュアニーモの基本となる素体は、主に以下の種類があります。

サイズ: 21cm(XSサイズ)、23cm(Sサイズ)、25cm(A~D-TYPEおよびMサイズ)、26cm(E-TYPE)、27cm(F-TYPE)の6種類。
肌色: フレッシュ(肌色)、ホワイト(白肌)の2種類が基本。一部サイズにはタン色も存在。

ピュアニーモの素体は、基本的に可動関節を持たないA-TYPE、B-TYPE、C-TYPE、D-TYPEに加え、身長を高くしたE-TYPE、F-TYPEが存在します。オプションとして替え手や肩パーツがセットになったものも販売されています。

A-TYPE: 直立した姿勢。
B-TYPE: 体操座りをした姿勢。
C-TYPE: 腰掛けた姿勢。
D-TYPE: 正座をした姿勢。
E-TYPE: A-TYPEを1cm高くしたモデル。
F-TYPE: A-TYPEのボディラインを変更し、2cm高くしたモデル。

パーツ構成は胴体、肩、腕、手首、足で構成され、これらのパーツを組み替えることで様々なポーズを表現できます。素材にはソフトビニールタイプ(A-TYPEとB-TYPE)と、PVCを使用したアドバンスタイプ(A~F-TYPE)の2種類があります。

ソフトビニールタイプはB-TYPEのパーツ単体販売があり、アドバンスタイプはノーマルカラーに加え、陰影塗装が施されたシャドウタイプも存在します。

ピュアニーモフレクション

ピュアニーモフレクションは、肘、膝、足の付け根、足首に可動関節を加えたシリーズです。これにより、より自然で自由なポージングが可能になりました。肩、手首、腿のジョイントはアドバンスタイプのパーツと互換性があります（F-TYPEを除く）。

2009年3月発売の「ぴぴ→からっと」シリーズから採用され、その後、足首が外れにくいように改良されました。LLバストボディも登場しています。さらに、肩や股関節の可動域を広げた「ピュアニーモフレクションフル稼働」もリリースされました。

ピュアニーモフレクションのサイズ展開

ピュアニーモフレクションには、S、M、XSのサイズが存在し、「えっくす☆きゅーと」シリーズを中心に採用されています。バストサイズにもバリエーションがあり、様々なキャラクタードールで使用されています。

XSボディ: ちさ、ニナ、つきは、ケイティ、メリルなど。
XSボディ(男の子): あおと、ゆうた、そらねなど。
Sボディ: えっくす☆きゅーとメンバー、せら、ぴぴ→からっとメンバーなど。
Sボディ(男の子): ニール、マイロ、ヴィンスなど。
Mボディ: みあ、ライリ、みなみ先生、わかばなど。
MボディLLバスト: みお、ふうかなど。

ピュアニーモ2エモーション / フィール

2017年には、関節を強化し、可動範囲を拡大した「ピュアニーモ2 エモーション」が「えっくす☆きゅーと12thシリーズ」に採用されました。さらに、2020年には、ボディラインを重視した改変版「ピュアニーモ2 フィール」が登場しました。ハンドパーツはエモーション・フィール用だけでなく、フレクション用のものも使用できます。また、フィール版の登場に伴い、ドールアイ用のヘッドも登場しました。

使用されている人形

ピュアニーモは、アゾンインターナショナルのオリジナルドールシリーズである「えっくす☆きゅーと」「サアラズ・ア・ラ・モード」「ぴぴ→からっと」などに使用されています。また、「にーもちゃん」「りぽちゃん」「れぽちゃん」「アルヴァスタリア」「ルミナスストリート」「からふるDreamin'」など、様々なシリーズにも採用されています。

さらに、「ぺとぺとさん」「月詠 -MOON PHASE-」「地獄少女」「灼眼のシャナ」「ゼロの使い魔」「プリンセスクラウン」「ななついろ☆ドロップス」「魔法の海兵隊員ぴくせる☆まりたん」「Fate/stay night|Fate_stay_nightシリーズ」「FORTUNE ARTERIAL」「ひだまりスケッチ×365」「かんなぎ」など、数多くのキャラクタードールにも使用されています。

また、他社メーカーのドールであるrurukoにも採用されており、その汎用性の高さが伺えます。

外部リンク

アゾンインターナショナル キャラクタードール部門
アゾンインターナショナル オリジナルドール部門
* あぞぶろ(旧ピュアニーモ開発日誌ブログ)

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