ピーターステフ・デュトイ

ピーターステフ・デュトイ

人物紹介

ピーターステフ・デュトイ（Pieter-Steph du Toit）は、南アフリカ共和国出身のプロラグビーユニオン選手です。1992年8月20日、南アフリカの都市ケープタウンに生まれました。世界最高峰のフランカー、あるいはロックとして知られ、南アフリカ代表「スプリングボクス」の主力選手として活躍しています。現在は、日本のトップリーグであるジャパンラグビーリーグワンに所属するトヨタヴェルブリッツでプレーしています。

プロフィール

身長200cm、体重116kgという堂々たる体格を持つデュトイは、主にロック（LO）またはフランカー（FL）のポジションでプレーします。その恵まれたフィジカルに加え、驚異的な運動量と献身的なタックルで知られ、攻守両面においてチームに多大な貢献をもたらします。年齢別代表としてはU20南アフリカ代表に選出された経験を持ち、早くからその才能が注目されていました。

南アフリカ代表としてのテストキャップは、2024年11月現在で「77」を数えています。ラグビーワールドカップには2015年、2019年、2023年と3大会連続で代表メンバーに選出されています。また、世界のトップ選手が集まる招待チーム、バーバリアンズにも選出された経験があり、その実力は国際的に広く認められています。

キャリア

クラブキャリアは、南アフリカ国内のシャークスでスタートさせました。その後、2016年にはストーマーズへ移籍し、スーパーラグビーの舞台で中心選手として活躍しました。2021年には新たな挑戦として日本のラグビー界への参戦を決定し、ジャパンラグビーリーグワンに所属するトヨタヴェルブリッツに加入しました。

日本の地での公式戦デビューは、2022年1月16日に行われたジャパンラグビーリーグワンの記念すべき第1節、東京サントリーサンゴリアス戦です。この試合に先発メンバーとして出場したデュトイは、日本のラグビーファンに対し、世界レベルのプレーを披露し強いインパクトを与えました。

国際舞台での偉業と受賞

ピーターステフ・デュトイのキャリアにおいて、最も輝かしい功績の一つが、2019年のラグビーワールドカップ日本大会での優勝です。南アフリカ代表の不動のフランカーとして、決勝を含む全ての試合で獅子奮迅の活躍を見せ、3度目の世界一に大きく貢献しました。この大会での圧倒的なパフォーマンスが高く評価され、同年のワールドラグビー年間最優秀選手賞を受賞しました。

その後も南アフリカ代表の核として活躍を続け、2023年のワールドカップでもチームの連覇に貢献しました。そして、2024年には再びワールドラグビー年間最優秀選手賞に輝き、史上3人目となる複数回受賞という歴史的な快挙を達成しました。これにより、彼は現代ラグビーにおける最高の選手の一人としての地位を不動のものとしました。

主な受賞歴

• - ワールドラグビー年間最優秀選手賞：2019年、2024年
• - ジャパンラグビーリーグワン ベスト15（フランカー）：2022-23シーズン

トヨタヴェルブリッツでのプレー、そして南アフリカ代表として今後も世界の舞台で活躍し続けることが期待されています。

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