ピーター・オデムウィンギー

ピーター・オサゼ・オデムウィンギー

ピーター・オサゼ・オデムウィンギー（Peter Osaze Odemwingie, 1981年7月15日 - ）は、ナイジェリア出身の元プロサッカー選手。

クラブキャリア

初期

ウズベキスタンのタシュケントで、ナイジェリア人の父とロシア人の母の間に生まれる。幼少期はロシアで過ごし、CSKAモスクワの下部組織に所属。その後、父の祖国であるナイジェリアへ移り、ASラシーヌ・ラゴスの下部組織へ。

プロデビューと欧州復帰

2000年にナイジェリアのベンデル・インシュランスFCでプロデビュー。2002年にベルギーのラ・ルヴィエールへ移籍し、欧州サッカーの舞台へ。2005年にはフランス・リーグ・アンのリールへ移籍。

リールでの活躍

リールでは、UEFAチャンピオンズリーグでACミラン相手にゴールを挙げるなど、クラブ史上初の決勝トーナメント進出に大きく貢献。その活躍が認められ、2007年にロシアのFCロコモティフ・モスクワへ移籍。

イングランドでの挑戦

2010年8月、イングランドのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCへ移籍。サンダーランドAFC戦でプレミアリーグ初ゴールを記録し、チームの勝利に貢献。2010-11シーズンにはリーグで15得点を挙げ、クラブのプレミアリーグでのシーズン最多得点記録を更新した。

その後

2013年にカーディフ・シティへ移籍するも、出場機会に恵まれず、ストーク・シティへ。その後は、ブリストル・シティFCへの期限付き移籍を経て、ハル・シティAFCのトライアルに参加。ロザラム・ユナイテッドFCとの短期契約を経て、インドネシアのマドゥラ・ユナイテッドFCへ移籍。

引退

2019年4月、現役引退を発表。引退後は指導者を目指す意向を示している。

代表キャリア

ナイジェリア代表とロシア代表の選択権を持っていたが、ナイジェリア代表を選択。2004年のアフリカネイションズカップで代表デビュー。

北京オリンピック

2008年の北京オリンピックにはオーバーエイジ枠で出場し、準々決勝でゴールを決めるなど、チームの準優勝に貢献。

ワールドカップ

2014 FIFAワールドカップでは、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で決勝点を挙げ、ナイジェリア代表を勝利に導いた。

代表での主な出場大会

アフリカネイションズカップ (2004, 2006, 2008, 2010)
北京オリンピック (2008)
* FIFAワールドカップ (2010, 2014)

プレースタイル

高い得点能力と、チャンスメイクのセンスを兼ね備えたフォワード。ウイングやミッドフィールダーとしてもプレー可能で、戦術的な柔軟性も持ち合わせていた。

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