ピーター・トーマス・オーア(Peterson Thomas Orr)は、
1979年6月8日生まれ、
カナダ・
オンタリオ州リッチモンドヒル出身の元
プロ野球選手です。
内野手として右投左打で活躍しました。
プロ入り前
ニューマーケット高校を経てガルベストン大学に進学。1998年には
テキサス・レンジャーズから指名を受けましたが、契約には至りませんでした。
MLBでのキャリア
アトランタ・ブレーブス (1999-2007)
1999年7月、ドラフト外で
アトランタ・ブレーブスと契約し、2005年
4月5日にメジャーデビューを果たしました。2006年にはWBC
カナダ代表に選出されるも、2007年11月に解雇されました。
ワシントン・ナショナルズ (2008-2009)
2008年1月、
ワシントン・ナショナルズとマイナー契約。2009年のWBCでも
カナダ代表に選ばれました。シーズン中にはメジャー復帰も果たしています。
フィラデルフィア・フィリーズ (2010-2013)
2010年11月、
フィラデルフィア・フィリーズと契約。2012年には開幕ロースター入りし、35
試合に出場して
打率.315を記録しました。2013年のWBCにも出場しましたが、メキシコ戦で
乱闘を起こし退場処分。同年オフにFAとなりました。
ミルウォーキー・ブルワーズ傘下 (2014-2015)
2014年、
ミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約。AAA級で好成績を残すも、メジャー昇格は叶いませんでした。2015年のパンアメリカン競技大会では
カナダ代表として金メダルを獲得。同年、
WBSCプレミア12の
カナダ代表にも選出されました。
引退後
2016年シーズンはどの球団にも所属せず、U-18
カナダ代表のゲストコーチを務めました。2017年のWBCにも
カナダ代表として選出されています。
引退後は、
ミルウォーキー・ブルワーズのスカウトに就任し、次世代の才能発掘に尽力しています。
代表歴
オーアは、
カナダ代表として数々の国際大会に出場しました。
オリンピック: アテネオリンピック
WBC: 2006年, 2009年, 2013年, 2017年
パンアメリカン競技大会: 2015年
WBSCプレミア12: 2015年
プレースタイル
内野手として堅実な守備と、シュアな打撃が持ち味でした。国際大会での経験も豊富で、チームを牽引するリーダーシップも評価されていました。
ピーター・オーアは、
カナダ野球界を代表する選手の一人として、記憶されるでしょう。