ファイターズガール

ファイターズガールとは

北海道日本ハムファイターズの公式チアリーディングチーム「ファイターズガール」。略称は「FG」「ガール」「Fガール」。他球団のチアチームとは異なり、メンバー全員が本名を公表しているのが特徴です。

ユニフォームとサプライヤー

ユニフォームは、AKB48グループなどの衣装デザインで知られるオサレカンパニーが担当。チームアウターサプライヤーは、選手と同じオークリーで、練習時などに着用します。

歴史

結成

1992年、マット・ウインタース選手が試合中にマジックやダンスを披露したことがきっかけとなり、大沢啓二監督の提案でダンスチームのオーディションが開催されました。300名の応募者から7名が選ばれ、球団マスコットのファイティーにちなんで「ファイティーガールズ」が結成されました。

1993年4月17日に初パフォーマンスを披露。東京ドームでの主催試合で、5回裏のグラウンド整備中に「Y.M.C.A.」に合わせてダンスを披露するなどの活動を行いました。

北海道移転後

2004年、球団が北海道に移転し、札幌ドームを本拠地とする「新たな球団」として再出発。同時に球団マスコット「B・B」と、チアリーディングチーム「ファイターズガール」が結成されました。しかし、当初は応募が少なく、メディアを通じて宣伝を行い、なんとか人数を揃えたという状況でした。

2009年3月23日には「北海道日本ハムファイターズダンスアカデミー」が開校。試合前のグラウンドで発表会を行うなど、活動の幅を広げました。インストラクターは、ファイターズガールの生みの親である町永一美やOG、メンバーが務めています。

2011年には、球団公式サイト内にファイターズガールの公式サイトが開設され、プロフィールやブログが公開されました。2012年から2013年までは、北海道採用組はエイベックス・プランニング&デベロップメントにマネジメント委託されましたが、2014年からは球団が管理しています。

2018年2月28日には公式Instagramを開設、2021年1月10日にはCS放送GAORA主催で「ファイターズガール大感謝祭」が実施され、新メンバーが発表されました。新型コロナウイルス感染拡大のため、2021年はダンスアカデミー内でのオーディションのみが行われましたが、2022年には2年ぶりにオーディションが実施されました。

2022年3月31日には、Ylvisの「The Fox」に合わせて踊る「きつねダンス」を初披露。当初は大きな反響はなかったものの、球団公式YouTubeに公開された選手が踊る動画が話題となり、人気を博しました。

2023年、本拠地がエスコンフィールドHOKKAIDOに移転したことを機に、ファイターズガールは事実上の「プロ化」を実施。活動に専念できる待遇が支給される代わりに、他の活動が制限されるようになりました。

東京における活動

2004年の北海道移転後も、東京ドームで年間数試合の主催試合が行われており、チアとマスコットによるファンサービスが提供されています。2012年までは東京で独自に採用された「東京ファイターズガール」が活動していましたが、2013年以降は北海道選出メンバーが東京ドームでの試合でも活動しています。

活動内容

公式戦主催試合日

- 試合開始前のオープニングダンス
- イニング終了後の「きつねダンス」
- 4回裏終了後の「ジンギスカンダンス」
- 5回裏終了後のグラウンド整備中の「YMCAダンス」
- 7回表終了後の「鮭鮭鮭ダンス」

公式戦主催試合日以外

- スタジアムツアーガイドやスタッフ業務
- 球団関連イベントやPR活動への出演
- 「ファイターズスポーツキャラバン」での幼稚園・保育園訪問
- テレビ・ラジオ・雑誌などのメディア出演
- ダンスアカデミーのインストラクター

オーディション

- 満18歳以上の女性で、公式戦主催試合やスタジアムツアー、イベントに全て参加できることなどが応募条件
- 毎年200〜300名近くの応募者の中から、書類選考、振付審査、自由演技、面接などを経て、最終合格者が決定

メンバー

2004年から2024年までのメンバー構成は以下の通りです。

- 2024年: 未定
- 2023年: 22名
- 2022年: 22名
- 2021年: 22名
- 2020年: 未定
- 2019年: 未定
- 2018年: 未定
- 2017年: 未定
- 2016年: 未定
- 2015年: 未定
- 2014年: 未定
- 2013年: 未定
- 2012年: 22名+9名
- 2011年: 22名+8名
- 2010年: 20名+8名
- 2009年: 30名
- 2008年: 32名+10名
- 2007年: 未定
- 2006年: 未定
- 2005年: 26名
- 2004年: 24名
- 2003年: 未定

過去にはリーダーやサブリーダー、東京採用組などが存在しましたが、2015年から2017年まではリーダー制を廃止、2022年にキャプテン、サブキャプテン制に変更されました。

スタッフ

- ディレクター：尾暮沙織
- インストラクター：田村優佳
- コレオグラファー：松田佳月
- スタッフ：濱野亜里紗

他球団・プロスポーツとの交流

他球団のチアチームや、コンサドーレ札幌のチアリーディングチーム「コンサドールズ」と交流があります。2015年にはNHK札幌放送局主催のイベントに合同で参加、2017年にはバスケットボールチーム「レバンガ北海道」のチアチームと共演しました。

メディア出演

2022年には「NHK紅白歌合戦」に出場。ラジオ番組「すっぴん☆ファイターズガール」も放送されていました。

特記事項

- 町永一美がファイターズガールの生みの親
- 2012年にはファンによるメンバー人気投票を実施
- 札幌ドーム時代は応援ステージがあったが、エスコンフィールドHOKKAIDO移転後は廃止
- 2022年から2023年の年末年始は各種番組に出演
- メンバーがホームランを打った選手にマスコット人形を手渡す

著名なメンバー

- ブライアンナ：元監督トレイ・ヒルマンの娘
- 藤原明日美：元GAORAレポーター
- 武藤彩芽：元ウェザーニュースLiVEキャスター
- 小玉智由実：ファッションモデル、気象キャスター
- 石澤美樹：元NPB最年長チアリーダー
- 大西真帆：ブランクを経て復帰
- 西崎光：在籍最長記録保持者
- 水落桜子、水落桃子：初の双子メンバー