ファイナルファンタジーXIII-2

ファイナルファンタジーXIII-2

『ファイナルファンタジーXIII-2』（略称: FFXIII-2）は、2011年にスクウェア・エニックスからリリースされた人気コンピュータRPGです。この作品は『ファイナルファンタジーXIII』の正統な続編であり、その続きにあたる『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』も存在します。新しい主人公セラ・ファロンを中心に、彼女の妹ライトニングを巡る物語が展開され、プレイヤーは時空を超える冒険に挑むことになります。

ゲームの概要

本作は2011年1月に行われた『SQUARE ENIX 1st Production Department Premiere』で発表され、その後すぐに12月の発売が決定されました。これまでのシリーズとは異なり、プレイステーション3（PS3）とXbox 360向けに同時発売されました。前作のワールドを引き継ぎながら、よりダークでミステリアスな雰囲気が特徴的です。

本作の物語は、前作の舞台とは異なる新しい世界を中心に展開します。物語の背景には「再生への祈り」というテーマが流れ、登場人物たちが神々に背くことで得たものや、その覚悟が問われます。ストーリーの長さは前作に近いものの、やり込み要素が増え、挑戦しがいのある内容になっています。

製作は、前作のプレイヤーからの続編への期待に応える形で実現しました。キャラクターの掘り下げや新キャラクターの追加に力を入れ、さらにプレイヤーが選ぶことで展開が変化するマルチエンディングが採用されているのも新しさの一環です。

システムの革新

モーグリシステム

フィールド上ではモーグリが光り、特定の場所に隠されたアイテムを発見できる新たな要素が追加されています。また、ストーリーの進行に合わせて探索の幅が広がる仕組みになっています。

ライブ・トリガー

ゲーム内の選択肢をプレイヤーが選ぶことで物語が進行する新システム「ライブ・トリガー」が導入されました。これにより、物語の進行はプレイヤーの選択に依存するため、自分の好きな進め方が可能になっています。

バトルシステム

戦闘に関しては、前作のATB（アクティブタイムバトル）システムを進化させた形式が採用されています。プレイヤーは仲間のモンスターを戦略的に使い、さらに速くてタクティカルな戦闘を楽しむことができるようになっています。

パラドクスと歴史の改変

物語は時空を超え、各時代での「パラドクス」を解決しながら進行します。各時代の物語は約3時間で消化できる設計になっており、遊びやすさが配慮されています。ゲートを利用して異なる時代へ移動することで、同じ場所でも異なる風景を楽しむことができ、プレイヤーの探索意欲を掻き立てます。

キャラクターとストーリー

セラ・ファロンを主人公とした本作は、彼女が未来を変えるために仲間と共に旅するという内容です。セラは婚約者のスノウや姉の仲間たちと再会し、カイアスという男やエトロの瞳を持つユールといった敵や謎の存在と対峙します。

物語の終盤ではメインテーマとなる家族や運命への考察が深められ、セラはライトニングと再会を果たします。しかし、エトロやカイアスとの戦いが続く中で新たな課題が浮上し、すべての謎が解決されることなく物語が続く形が取られています。（TO BE CONTINUED...）

あらゆる要素が織り交ぜられた新たな冒険

『ファイナルファンタジーXIII-2』は、前作のファンのみならず新たなプレイヤーにも魅力を感じさせるシステムや物語で構成されており、多様なキャラクターたちが絡む情感豊かなストーリーを体験できる作品に仕上がっています。加えて、マルチエンディングや豊富なサイドクエストもプレイヤーに選択の幅を持たせる大きな特徴です。

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