ファイナル・スコア

ファイナル・スコア：サッカースタジアムを舞台にした壮絶な戦い

『ファイナル・スコア』は、2018年に公開されたイギリスとアメリカ合作のアクション映画です。監督はスコット・マン、主演はデイヴ・バウティスタが務め、ピアース・ブロスナンやレイ・スティーヴンソンなど実力派俳優が脇を固めています。本作は、サッカースタジアムを占拠したテロリストと、元海兵隊員の壮絶な戦いを描いた作品です。

ストーリー

物語は、ロシアのサコビヤ州で独立運動を率いていたベラフ兄弟の過去から始まります。兄のディミトリは革命運動の指導者、弟のアルカディは武装闘争を率いていましたが、空爆によってディミトリが死亡、アルカディが捕らえられたことで革命運動は終息します。しかし、17年後、アルカディは兄が死を偽装し、ロンドンに潜伏していると確信し、部下と共にロンドンへ向かいます。

一方、ロンドンでは元米海軍特殊部隊のマイケル・ノックスが、アフガニスタンで戦死した戦友の娘ダニーを連れてサッカー観戦に訪れていました。ダニーは非行を繰り返し、母親との関係も悪化していたため、マイケルは彼女との関係を修復しようと試みます。

スタジアムに到着後、ダニーはマイケルに父親の死に対する気持ちを打ち明けました。その後、ダニーは席を離れ、スタジアムで出会った男の子の席に移動します。その頃、アルカディとその部下たちはスタジアムの制御室を占拠し、スタジアムを封鎖。アルカディは警備主任のトンプソン警視を脅し、スタジアム外への通信を遮断します。

ダニーがいないことに気付いたマイケルは、警備員のファイザルと共に制御室へ向かいますが、そこでテロリストに遭遇。激しい戦いの末、テロリストを倒し、不穏な状況を察知したマイケルは、警察と連絡を取ろうとしますが、いたずらと判断されてしまいます。

アルカディは、スタジアム内のニューススタジオを占拠し、テレビ中継でディミトリの居場所を要求。要求に応じなければスタジアムを爆破すると脅迫します。警察は、ディミトリが整形手術を受け、ロンドンで恩赦を与えられていることを知りますが、アルカディの要求を拒否。アルカディは、監視カメラの映像からマイケルを特定し、ダニーを人質にしようとしますが、ファイザルによって阻止されます。

マイケルは、ディミトリの身柄をアルカディに渡すことを条件に、ダニーを救出する取引を警察と行い、スタジアム内を駆け巡ります。激しい銃撃戦とバイクチェイスの末、マイケルはディミトリを発見しますが、ダニーはアルカディに捕らえられてしまいます。

アルカディは、ディミトリにダニーを撃つよう要求しますが、ディミトリは自らの頭を撃ち抜き、その場で命を絶ちます。スタジアムは爆破され、マイケルは絶望しますが、映像のズレからダニーが生きており、アルカディに連れ去られたことを確信。マイケルはアルカディを倒し、ダニーを救出することに成功します。

キャスト

マイケル・ノックス：デイヴ・バウティスタ（楠大典）
元アメリカ海軍特殊部隊の軍人。現在は傭兵として活動。
ディミトリ・ベラフ：ピアース・ブロスナン（仲野裕）
元革命家。カリスマ性溢れる男。
アルカディ・ベラフ：レイ・スティーヴンソン（黒澤剛史）
ディミトリの弟。冷酷なテロリストのリーダー。
タチアナ：アレクサンドラ・ディヌ（田村千恵）
武装グループの一員。
ダニー：ララ・ピーク（中野さいま）
マイケルの戦友の娘。
ファイザル・カーン：アミット・シャー
スタジアムの警備員。

製作

本作は、ハイランドフィルムグループが2000万ドルの予算で製作されました。撮影は、ウェストハム・ユナイテッドFCの本拠地であるブーリン・グラウンドで行われ、スタジアムを舞台にしたアクションシーンが見どころです。

公開

2018年9月7日にイギリスとアイルランドで公開されました。同日にはスカイシネマのサブスクリプションテレビサービスでも公開されています。

批評

映画批評サイトRotten Tomatoesでは、33件のレビューに基づいて70%の支持率を獲得しており、Metacriticでは8件のレビューに基づいて100点満点中53点のスコアを獲得しています。批評家からは、アクションシーンの迫力や、登場人物のキャラクター性などが評価されています。

外部リンク

公式ウェブサイト（日本語）
ファイナル・スコア - allcinema
ファイナル・スコア - KINENOTE
Final Score - IMDb（英語）

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