ファウストラーゼン

ファウストラーゼン(Faust Rasen)は、2022年3月23日北海道新ひだか町の友田牧場で生まれた日本の競走馬です。2025年弥生賞ディープインパクト記念を制し、その名を競馬史に刻みました。

生い立ちと育成

2023年の北海道サマーセール1歳市場において、宮崎俊也氏によって2860万円で落札されました。その後、栗東トレーニングセンター西村真幸厩舎に入厩し、デビューに向けて調整が進められました。

2歳時(2024年

2024年9月21日中京競馬場の芝1600mで行われた2歳新馬戦でデビュー。吉村誠之助騎手を背に臨みましたが、10着に終わりました。続く11月3日京都競馬場の芝2000mで行われた2歳未勝利戦では、鮫島克駿騎手とのコンビで出走。後方から徐々にポジションを上げ、直線では馬群を割って伸び、2戦目にして初勝利を飾りました。12月28日には、ホープフルステークスに杉原誠人騎手を鞍上に迎え、17番人気で出走。スタート直後に不利を受け後方からの競馬となりましたが、向正面で一気に捲って先頭に立つ積極的な競馬を見せました。最後はクロワデュノールに交わされたものの、3着と健闘し、2歳シーズンを終えました。

3歳時(2025年

2025年初戦は、3月9日弥生賞ディープインパクト記念。レースでは後方2番手に位置し、前走同様に向正面から進出を開始。3コーナーで先頭に立つと、最後は逃げ粘るヴィンセンシオをクビ差で振り切り、見事重賞初制覇を達成しました。この勝利は、皐月賞への優先出走権を獲得するとともに、父であるモズアスコットにとって産駒初のJRA重賞制覇という記録にもなりました。

競走成績

2025年4月20日現在)

デビュー:2024年9月21日 中京 芝1600m
初勝利:2024年11月3日 京都 芝2000m
主な勝ち鞍:2025年 弥生賞ディープインパクト記念 (G2)

血統

5代母Producerの子孫には、札幌記念などを制したエアエミネムがいます。

ファウストラーゼンの今後の活躍が期待されます。

外部リンク

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