MUCCの18枚目の
シングルとして
2007年10月31日にリリースされた「ファズ」は、通常盤と初回限定盤の2形態で発売されました。発売元はユニバーサルミュージックです。初回限定盤にはDVDが付属し、「beyond 10th anniversary the brilliant」の特典映像が収録されています。通常盤にはCD-EXTRAが封入されています。
PVの監督は
野田智雄氏が務めました。
「ファズ」は、映画「
クローバーフィールド/HAKAISHA|クローバーフィールド_HAKAISHA」の挿入歌として、カップリング曲の「チェインリング」は、テレビ朝日系アニメ『
ZOMBIE-LOAN』のエンディングテーマとしてそれぞれタイアップされました。
MUCCにとって、映画、アニメ共に初のタイアップ作品となります。
収録曲について
通常盤、完全生産限定盤ともに以下の4曲が収録されています。
1. ファズ (4:56)
作詞:
逹瑯、作曲:ミヤ、編曲:浅川真次・Heigo Tani
「ファズ」とは「歪んだ」という意味を持ちますが、歌詞はタイトルとは異なり、恋愛をテーマとしています。
MUCCとしては初の
テクノや
エレクトロニカを取り入れたナンバーとなっています。
PVでは、「路地裏 僕と君へ」以降封印していたメイクを再び施し、話題を呼びました。
2017年発売の『
殺シノ調べII This is NOT Greatest Hits』にて再録されています。
2. チェインリング (4:09)
作詞:
逹瑯、作曲:
SATOち、編曲:ミヤ・
岡野ハジメ
テレビ朝日系アニメ『
ZOMBIE-LOAN』のエンディングテーマ。
3. 前へ Live ver.(2007/05/01 CLUB CITTA') (5:59)
作詞:
逹瑯、作曲:
SATOち、編曲:ミヤ
2007年5月1日にCLUB CITTA'で行われたライブ音源。
4. ファズ electro cruisin' mix (5:59)
作詞:
逹瑯、作曲:ミヤ
「ファズ」をエレクトロ調にリミックスしたバージョン。
「ファズ」は、
MUCCの新たな音楽性の可能性を示すとともに、彼らの表現力の幅広さを証明する作品と言えるでしょう。映画やアニメとのタイアップを通じて、より多くの層に
MUCCの音楽が届けられるきっかけとなりました。