フアン・ギリェルメ・ヌネス・ジェズス

フアン・ギリェルメ・ヌネス・ジェズス

フアン・ギリェルメ・ヌネス・ジェズス（Juan Guilherme Nunes Jesus, 1991年6月10日 - ）は、ブラジル・ベロオリゾンテ出身のプロサッカー選手です。ポジションは主にディフェンダーで、現在はイタリアの強豪クラブ、SSCナポリに所属しています。

クラブ経歴

SCインテルナシオナル

2007年、SCインテルナシオナルの下部組織に入団し、着実に成長を遂げました。2010-11シーズンにはトップチームへ昇格し、その才能を開花させます。同年には、南米最高峰のクラブを決めるコパ・リベルタドーレスで見事優勝を経験し、チームの勝利に大きく貢献しました。

インテル・ミラノ

2012年1月、イタリアの名門インテル・ミラノへ完全移籍を果たし、2016年までの契約を結びました。同年5月13日のラツィオ戦で、ディエゴ・ミリートとの交代で出場し、セリエAデビューを飾りました。翌2012-13シーズンには、9月16日のトリノ戦で初めて先発出場し、チームの勝利に貢献しました。2013-14シーズンからは、デヤン・スタンコビッチが引退後につけていた背番号5を受け継ぎました。ワルテル・マッツァーリ監督が採用した3バックシステムでは、左センターバックのレギュラーとして活躍しました。しかし、2014年11月にロベルト・マンチーニが監督に就任すると、2014-15シーズン終盤からは長友佑都に代わって左サイドバックとして起用される機会が増えました。翌2015-16シーズンも引き続き左サイドバックを中心に起用されましたが、長友佑都やダニーロ・ダンブロージオの活躍により、徐々にポジションを失っていきました。

ASローマ

2016年7月14日、ASローマへ1000万ユーロでの買い取り義務付きのレンタル移籍を果たしました。2019年1月14日、コッパ・イタリアのヴィルトゥス・エンテッラ戦で右膝半月板を損傷する大怪我に見舞われました。また、2019年9月には、SNS上で人種差別的なメッセージを送られるという被害に遭い、クラブはメッセージを送ったファンを永久追放処分としました。2021年5月28日、契約満了に伴い、ローマを退団しました。

SSCナポリ

2021年8月18日、SSCナポリに加入し、新たな挑戦を開始しました。契約期間は1年間。2023年4月1日には、クラブとの契約を2025年6月まで延長し、チームからの信頼の厚さを示しました。

代表経歴

2011年にはU-20ブラジル代表として南米ユース選手権とU-20ワールドカップで優勝を経験しました。2012年夏には、U-23ブラジル代表としてロンドンオリンピックに招集され、決勝までの全6試合に先発出場（うち5試合はフル出場）し、銀メダルを獲得しました。2012年5月26日、デンマーク代表との親善試合にフル出場し、ブラジルA代表デビューを果たしました。

タイトル

インテルナシオナル

コパ・リベルタドーレス：2010
カンピオナート・ガウショ：2011
レコパ・スダメリカーナ：2011

ナポリ

セリエA：2022-23

代表

南米ユース選手権：2011
FIFA U-20ワールドカップ：2011
* スーペルクラシコ・デ・ラス・アメリカス：2014

フアン・ジェズスは、これまで数々のクラブや代表で重要な役割を果たし、多くのタイトルを獲得してきました。その経験と実力を活かし、SSCナポリでの更なる活躍が期待されています。

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