フィリップ・ハンバー

フィリップ・グレゴリー・ハンバー（Philip Gregory Humber, 1982年12月21日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州ナカドーチェス出身の元プロ野球選手。右投右打の投手として活躍しました。

プロ入り前

2001年のMLBドラフトでニューヨーク・ヤンキースから指名を受けましたが、入団せずにライス大学へ進学しました。

メッツ時代

2004年のMLBドラフトでニューヨーク・メッツから1巡目（全体3位）で指名され、プロ入りを果たしました。2006年9月24日のワシントン・ナショナルズ戦でメジャーデビューを飾りました。

ツインズ時代

2008年2月2日にヨハン・サンタナとのトレードで、ミネソタ・ツインズへ移籍しました。

ロイヤルズ時代

2009年12月15日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、2010年8月25日のデトロイト・タイガース戦でメジャー初勝利を記録しました。

ホワイトソックス時代

2011年にシカゴ・ホワイトソックスへ移籍すると、先発に転向。9勝9敗、防御率3.75と自己最高の成績を挙げました。

完全試合達成

2012年4月21日のシアトル・マリナーズ戦で、MLB史上21人目の完全試合を達成。9回二死フルカウントからの最後の球はワンバウンドしましたが、打者のハーフスイングが認められ、空振り三振で試合終了となりました。しかし、その後は不振に苦しみ、防御率は6点台に終わりました。

アストロズ時代

2012年11月30日にウェイバーでヒューストン・アストロズへ移籍。1年80万ドル（2年目は300万ドルのオプション）で契約延長しました。2013年は開幕から先発ローテーション入りしましたが、5月11日のテキサス・レンジャーズ戦で敗戦投手となり、1勝もできずに0勝8敗、防御率9.59という成績でDFAとなりました。その後、傘下のAAA級でプレー後、再びアストロズと契約しましたが、2014年度の契約を破棄され、違約金を受け取り放出されました。

アスレチックス傘下時代

2013年11月2日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングには招待選手として出場しました。2014年は傘下のAAA級でプレーしましたが、メジャーでの登板機会はありませんでした。

韓国球界時代

2014年12月7日、韓国の起亜タイガースと契約しましたが、2015年7月20日に成績不振でウェーバー公示され退団しました。

現役引退

2015年12月10日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、オフはドミニカ共和国のウィンターリーグでプレーしました。しかし、スプリングトレーニング中の2016年3月29日に現役引退を発表しました。

記録

完全試合：1回（2012年4月21日、対シアトル・マリナーズ戦）※史上21人目

背番号

49（2006年 - 2007年）
38（2008年 - 2009年）
59（2010年、2013年途中 - 同年終了、2015年）
41（2011年 - 2012年）
21（2013年 - 同年途中）

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