フィリップ・ヤングハズバンド

フィリップ・ヤングハズバンドは、1987年8月4日にイングランドのアシュフォードで生まれた元サッカー選手です。父親はイギリス人、母親はフィリピン人で、元フィリピン代表として活躍しました。ポジションはFW。

経歴

幼少期からサッカーを始め、名門チェルシーFCの下部組織に入団。2003/2004シーズンにはユースチームで得点王に輝き、その才能を開花させました。2004年11月にはリザーブチームに昇格し、将来を嘱望されます。2005/2006シーズンには、リザーブリーグで21試合に出場（うち先発18試合）、5得点を記録。ユースチームの試合にも出場しました。

チェルシー退団後はしばらく無所属の状態が続きましたが、2011年以降は兄のジェームズとともに、ユナイテッド・フットボールリーグおよびフィリピン・フットボールリーグを舞台に活躍の場を移します。スマート・サン・ベダFC、ロヨラ・メラルコ・スパークスFC（後にFCメラルコ・マニラに改称）、ダバオ・アギラスFCといったクラブを渡り歩き、その実力を発揮しました。2012年には17試合で23ゴールをあげるという驚異的な得点能力を見せつけ、見事得点王に輝いています。

2018年末にダバオ・アギラスが解散してからは再び無所属となりましたが、2019年11月18日に32歳という若さで現役引退を表明しました。

代表

ヤングハズバンド兄弟は、2005年に開催された東南アジア競技大会に出場するフィリピンU-23代表に揃って選出されました。フィリップはマレーシア戦で2ゴールをあげる活躍を見せ、その才能をアピールしました。その後、彼はフィリピン代表の主力として長らく活躍しました。

特に、AFCチャレンジカップ2012では6得点をあげ、大会得点王に輝き、フィリピンの3位入賞に大きく貢献しました。彼の代表での活躍は、フィリピンサッカー界に大きな影響を与えました。

兄であるジェームズ・ヤングハズバンドも同じくフィリピン代表のサッカー選手であり、兄弟揃って代表で活躍したことは、フィリピンのサッカーファンにとって大きな喜びでした。

プレースタイル

高い得点能力に加え、献身的なプレーも持ち味でした。前線からの積極的な守備や、味方選手との連携でチャンスを演出するなど、チームのために貢献できる選手でした。

引退後

引退後は、サッカー関連の活動に携わっているかは不明です。

外部リンク

フィリップ・ヤングハズバンド - National-Football-Teams.com (英語)
フィリップ・ヤングハズバンド - FootballDatabase.eu (英語)
フィリップ・ヤングハズバンド - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
フィリップ・ヤングハズバンド - FIFA主催大会成績 (英語)

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