フェイス・ザ・ヒート

フェイス・ザ・ヒート

『フェイス・ザ・ヒート』（原題: Face the Heat）は、ドイツを代表するハードロックバンド、スコーピオンズによって1993年に世に送り出された、彼らにとって12枚目となるスタジオアルバムです。この時期の彼らの音楽的探求を示す作品であり、当時のバンドのサウンドやアプローチを反映しています。

収録曲

本作には、以下のような楽曲が収録されています（日本盤ボーナス・トラックを含む）。

エイリアン・ネイション (Alien Nation) - 5:44
ノー・ペイン・ノー・ゲイン (No Pain No Gain) - 3:55
作詞: クラウス・マイネ、マーク・ハドソン
サムワン・トゥ・タッチ (Someone To Touch) - 4:28
作詞: クラウス・マイネ、マーク・ハドソン
アンダー・ザ・セイム・サン (Under The Same Sun) - 4:52
作詞・作曲: マーク・ハドソン、クラウス・マイネ、ブルース・フェアバーン
アンホーリー・アライアンス (Unholy Alliance) - 5:16
ウーマン (Woman) - 5:56
ヘイト・トゥ・ビー・ナイス (Hate To Be Nice) - 3:30
タックスマン・ウーマン (Taxman Woman) - 4:30
シップ・オブ・フールズ (Ship Of Fools) - 4:15
ナイトメア・アヴェニュー (Nightmare Avenue) - 3:54
作詞: クラウス・マイネ、マーク・ハドソン
作曲: マティアス・ヤプス
ロンリー・ナイツ (Lonely Nights) - 4:50
神を信じる (Kami O Shin Juru) - 3:49 (日本盤ボーナス・トラック)
ダディズ・ガール (Daddy's Girl) - 4:18 (日本盤ボーナス・トラック)

特記されている楽曲を除き、作詞はバンドのヴォーカリストであるクラウス・マイネが、作曲は主にギタリストのルドルフ・シェンカーが担当しています。しかし、いくつかの楽曲では他のメンバーや外部の協力者との共作が見られ、多様な音楽性が取り入れられていることがうかがえます。

参加ミュージシャン

このアルバムの制作には、スコーピオンズの中核メンバーであるクラウス・マイネ（ヴォーカル）、ルドルフ・シェンカー（リズム＆リードギター、シタール、イーボウ、バッキングヴォーカル）、マティアス・ヤプス（リード＆リズムギター、トークボックス）、ヘルマン・レアベル（ドラム、パーカッション）、ラルフ・リーカーマン（ベース）が参加しました。

さらに、アルバムのサウンドに深みと広がりを与えるため、複数の追加ミュージシャンが迎えられています。キーボード奏者としてジョン・ウェブスターが参加し、「ウーマン」と「ロンリー・ナイツ」ではルーク・ヘルツォグも追加のキーボードを担当しています。また、「シップ・オブ・フールズ」にはヘレン・ドナスがオペラヴォイスで、「ナイトメア・アヴェニュー」にはリアン・ギティンスが少女のヴォイスでゲスト参加し、楽曲にユニークな彩りを添えています。バッキングヴォーカルには、ポール・レイン、マーク・ラフランス、ブルース・フェアバーン、マーク・ハドソンといった面々が名を連ねています。

これらの参加ミュージシャンたちが織りなす演奏と歌声が、『フェイス・ザ・ヒート』におけるスコーピオンズの音楽世界を形作っています。

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