フェザン

フェザン（FES"AN）

フェザンは岩手県盛岡市の盛岡駅に併設された駅ビルで、JR東日本の子会社である盛岡ターミナルビルが運営しています。1981年4月10日に開業し、1982年に東北新幹線の開通に合わせて利用が開始されました。その後、様々なリニューアルや拡張工事を経て、現在では160店舗が集まる商業施設に成長しています。

歴史と進化

フェザンの開業初期は、盛岡ターミナルホテル（現在はホテルメトロポリタン盛岡）と共にスタートしました。その後、1985年には立体駐車場が増築されたほか、地下街のリニューアルや南館の新設も行われました。特に2005年には、地下のショッピングモール「パルモ」を吸収合併し、盛岡駅1階全体の改装を実施。これにより、売り場面積が大幅に増加し、多彩な商品を取り揃えることができるようになりました。

開店以来、フェザンは衣料品を中心としたファッションビルとして知られていましたが、2005年のリニューアルを機に、イオンモール盛岡などの郊外大型店との競争に対応し、百貨店的な要素を取り入れた構成になりました。これにより、雑貨や書籍などの品揃えが強化され、デパ地下でもある食品売り場も新たに設置されました。

また、2017年にはポイント制度であるJREポイントが導入され、専用のポイントカードも発行されるようになりました。これにより、来店客に対するサービスがさらに充実することとなりました。

テナントとサービス

フェザンには多様なテナントが出店しており、具体的な店舗については公式サイトの「ショップガイド」や「フロアガイド」を参照することが可能です。ここでは、洋服や雑貨、食品、お土産など、様々なニーズに応える店舗が揃い、観光客や地元の人々に広く利用されています。

特に、盛岡駅の1階には「おでんせ館」が設けられており、ここにはお土産や地元の特産品を集めた売場が設置されています。このように、一時的に訪れる観光客にとっても、地域の魅力を詰め込んだ利便性の高いスポットとなっています。

名称の由来

フェザンという名称は、岩手県の県鳥である雉（キジ）の英語名「pheasant」に由来しています。地域の自然と文化を象徴する名前が付けられたことが、この場所の魅力をさらに引き立てています。

まとめ

フェザンは、盛岡駅の中核として機能する駅ビルであり、買い物や観光の拠点として、多くの人々に親しまれています。これからもリニューアルや新しいサービスを通じて、さらに利便性を高めていくことが期待されています。

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