盛岡ターミナルビル

盛岡ターミナルビル株式会社：東北の玄関口を彩る企業

盛岡ターミナルビル株式会社は、東日本旅客鉄道株式会社（JR東日本）の連結子会社として、岩手県盛岡市に本社を置く企業です。その事業領域は岩手県全域と青森県東部に及び、駅ビル運営やホテル事業を主要な柱として、東北地方の地域社会に貢献しています。

多彩な事業展開：駅ビルからホテルまで

同社の事業は、盛岡駅周辺の開発から始まりました。現在では、盛岡駅ビル『フェザン』の運営を中核事業として、数々のホテルや商業施設を展開しています。代表的な施設として、以下が挙げられます。

盛岡駅ビル「フェザン」: 盛岡駅の象徴的な存在として、ショッピングや飲食、サービスなどの多様なテナントが入居し、地域住民や観光客に親しまれています。
ホテルメトロポリタン盛岡: ビジネス客や観光客向けに、快適な宿泊環境を提供するシティホテルです。
ホテルメトロポリタン盛岡ニューウィング: ホテルメトロポリタン盛岡に隣接する、新たな宿泊棟です。
マリオス20階展望室レストラン「スカイメトロ」: 盛岡市街を一望できる絶景レストランです。
ホテルフォルクローロ三陸釜石: 三陸海岸の釜石駅近くに位置し、地域の観光拠点としての役割を担っています。
ホテルフォルクローロ花巻東和: 花巻市に位置し、地域の観光客やビジネス客に利用されています。
ホテルフォルクローロ大湊: 大湊駅近くに位置し、地域の観光拠点としての役割を担っています。
JR東日本ホテルメッツ北上: 北上市に位置するビジネスホテルです。
* JR東日本ホテルメッツ八戸: 八戸市に位置するビジネスホテルです。

これらの施設は、それぞれ地域の特性を活かした運営を行い、観光客誘致や地域経済の活性化に貢献しています。

沿革：盛岡駅周辺開発の中心

盛岡ターミナルビル株式会社の歴史は、1958年に盛岡市などが出資する第三セクター「盛岡ステーションビル株式会社」の設立に遡ります。1959年には「盛岡ステーションデパート」（後の「パルモ」）が開業し、盛岡駅周辺の開発が本格化しました。

1979年には、盛岡駅ビルの運営を目的とした「盛岡ターミナルビル株式会社」と、ホテル運営を目的とした「盛岡ターミナルホテル株式会社」が設立されました。1981年には「フェザン」と「盛岡ターミナルホテル」が開業し、盛岡駅周辺の賑わいを創出しました。その後、数々の合併や吸収合併を経て、現在の盛岡ターミナルビル株式会社が形成されました。青森市周辺の駅ビル運営にも関与していましたが、2011年にはJR東日本青森商業開発へ運営権を移管しています。

近年では、JR東日本グループの事業再編に伴い、新たな事業も展開しています。

地域社会への貢献：未来へ向けた展望

盛岡ターミナルビル株式会社は、単なる商業施設の運営会社にとどまらず、地域社会に貢献する企業として発展を続けています。駅ビルやホテルなどの施設を通して、地域経済の活性化、雇用創出、観光振興に貢献し、東北地方の玄関口として重要な役割を果たしています。今後も、地域ニーズに対応した事業展開を行い、地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。

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