フェスタス・エジーリ

フェスタス・エジーリ（Ifeanyi Festus Ezeli-Ndulue、1989年10月21日 - ）は、ナイジェリア出身の元プロバスケットボール選手です。NBAのゴールデンステート・ウォリアーズなどでセンターとして活躍しました。

生い立ちと渡米

14歳でナイジェリアの高校を卒業後、医師を目指してアメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメントへ留学しました。親族を頼って渡米したエジーリは、現地の高校でバスケットボールを始めます。当時すでに203cmの身長があった彼は、高校の先生にバスケットボール部への入部を勧められ、競技をスタート。その後も身長は伸び続け、カリフォルニア州を代表するセンターへと成長しました。

大学時代

高校卒業後、サクラメントの短大を経て、ヴァンダービルト大学へ転校。2008-09シーズンからNCAAの公式戦に出場し、3年生と4年生の時には平均10点以上を記録。NBAスカウト陣からも注目を集めました。

NBAでの活躍

2012年のNBAドラフトで、ゴールデンステート・ウォリアーズから30位指名を受け、NBA入りを果たします。1年目の2012-13シーズンは、アンドリュー・ボーガットの怪我もあって78試合に出場、うち41試合で先発出場を果たしました。しかし、2013-14シーズンは右膝の手術で全休。2014-15シーズンもNBADLへの出場を経験するなど、なかなか調子が上がりませんでしたが、プレーオフでは短時間の出場ながらリバウンドやブロックショットでチームに貢献し、ウォリアーズのNBAチャンピオン獲得に貢献しました。

ブレイザーズへの移籍と引退

2016年7月、ポートランド・トレイルブレイザーズと2年1470万ドルで契約。しかし、2016-17シーズン開幕前に左膝を手術し、さらに12月にも再手術を行ったため、同シーズンは全休。2017年4月にはブレイザーズから契約を解除され、以降はどのチームとも契約することなく、事実上の引退状態となっています。

プレースタイル

211cmの恵まれた体格を生かしたリバウンドとブロックショットが持ち味です。一方で、バスケットボール経験が浅いため、オフェンス面には課題が残ります。

人物

ファーストネームの「Ifeanyi」は、ナイジェリアの言葉で「神に不可能はない」という意味を持ちます。日本の漫画が好きで、特に『NARUTO -ナルト-|NARUTO_-ナルト-』がお気に入りとのことです。

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