フェリックス・サンチェス

フェリックス・サンチェス

フェリックス・サンチェス（Félix Sánchez、1977年8月30日 - ）は、ドミニカ共和国の英雄として知られる元陸上競技選手です。専門は400mハードル。

生い立ちと代表

アメリカ合衆国ニューヨークで生まれたサンチェスですが、両親がドミニカ共和国出身であったため、1999年よりドミニカ共和国代表として競技生活を送りました。

圧倒的な強さで一時代を築く

サンチェスは、2001年から2004年にかけて400mハードルで驚異の43連勝を達成し、その名を世界に轟かせました。2003年の世界陸上パリ大会では、2位に1秒近い大差をつけて圧勝し、世界を席巻しました。

苦難を乗り越えての復活、そして引退

連勝記録後、故障に苦しみましたが、2007年世界陸上大阪大会で銀メダルを獲得し、見事な復活をアピールしました。その後、2012年ロンドンオリンピックでは、34歳にして金メダルを獲得。アテネオリンピックに続く、2つ目の金メダルを獲得しました。

2016年4月、息子の誕生を理由に現役引退を発表しました。

主な実績

サンチェスの主な実績は以下の通りです。

2004年 アテネオリンピック 男子400mハードル 金メダル
2012年 ロンドンオリンピック 男子400mハードル 金メダル
2003年 世界陸上パリ大会 男子400mハードル 金メダル
2007年 世界陸上大阪大会 男子400mハードル 銀メダル

自己ベスト

100m - 10秒45 (2005年4月9日)
200m - 20秒87 (2001年5月6日)
400m - 44秒90 (2001年8月19日)
800m - 1分48秒99 (2012年4月14日)
400mハードル - 47秒25 (2003年8月29日)

関連項目

フェリックス・サンチェス - ワールドアスレティックスのプロフィール（英語）
フェリックス・サンチェス - Olympedia（英語）
TBS「世界陸上ヘルシンキ」 ドミニカンスーパーマン フェリックス・サンチェス

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