フェンディ・オノバン

フェンディ・オノバン：異色の経歴を持つ元NFLタイトエンド

フェンディ・オノバン（Fendi Onobun, 1986年11月17日 - ）は、テキサス州ヒューストン出身の元アメリカンフットボール選手です。ポジションはタイトエンドでした。

バスケットボールからアメリカンフットボールへ

オノバンは高校時代、バスケットボール選手として名を馳せました。マーテラス・ベネットやチェタ・オゾグウといった選手たちとチームメートであり、Rivals.comからはスモールフォワードとして全米13位にランクされるほどの評価を受けていました。アリゾナ大学に進学後もバスケットボールを続け、4シーズンに渡ってプレーしました。2009年にはNCAAトーナメントでベスト16に進出するなどの実績を残しています。

しかし、オノバンはアメリカンフットボール未経験ながら、同年ヒューストン大学のフットボールチームに加入するという異色の転身を遂げます。主にスペシャルチーム要員としてプレーし、南ミシシッピ大学戦ではエクストラポイントを2度ブロックする活躍を見せました。

NFLでのキャリア

2010年、オノバンはNFLドラフト6巡目でセントルイス・ラムズに指名され、プロの道へと進みます。ラムズと4年192万ドル（12万9000ドルのサインボーナスを含む）で契約を結び、この年、開幕ロースター入りを果たしました。3試合に出場し、2回のレシーブを記録しています。

しかし、2011年9月3日の最終ロースターカットでラムズから解雇されてしまいます。その後、9月13日にシアトル・シーホークスとプラクティス・スクワッドとして契約を結びますが、同年11月9日にはワシントン・レッドスキンズのプラクティス・スクワッドへ。さらに11月14日にはジャクソンビル・ジャガーズと契約するなど、短期間でチームを転々としました。

12月6日にジャガーズを解雇されたものの、12月9日にはバッファロー・ビルズと契約。しかし、2012年8月26日にはビルズからも解雇されてしまいます。

2013年1月10日、シカゴ・ベアーズとフューチャー契約を結びますが、8月30日に解雇。9月1日にはベアーズとプラクティス・スクワッド契約を結びました。

NFLでの活躍は決して長くはありませんでしたが、バスケットボールからアメリカンフットボールへ転身し、プロの世界に足を踏み入れた彼のキャリアは、異彩を放っています。

外部リンク

通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference （英語）
Chicago Bears bio （英語）
St. Louis Rams bio （英語）
Houston Cougars bio （英語）

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