フォルティチュード・ボローニャ

ウニポルサイ・ボローニャ：イタリア野球界の雄

ウニポルサイ・ボローニャは、イタリアのエミリアロマーニャ州ボローニャを本拠地とする、イタリアンベースボールリーグ（IBL）所属のプロ野球チームです。1953年の創設以来、数々のタイトルを獲得し、イタリア野球界を牽引する存在として知られています。本拠地はスタディオ・ジャンニ・ファルチです。

チーム名の変遷

チーム名は、2011年に保険会社ウニポルが命名権を取得したことで「ウニポル・ボローニャ」に改称されました。その後、2014年にウニポルの傘下企業であるウニポルサイに命名権が移行し、現在の「ウニポルサイ・ボローニャ」となりました。

歴史

1953年に創設されたチームは、翌1954年にセリエCに加盟し、1958年にセリエBへ、1963年にはセリエAへと昇格しました。1969年には初のリーグ優勝を飾り、以降、輝かしい歴史を築いてきました。

1969年：リーグ初優勝
1972年：2度目のリーグ優勝
1973年：コッパ・イタリア優勝、ヨーロピアン・カップ・チャンピオン優勝
1974年：3度目のリーグ優勝
1978年：4度目のリーグ優勝
1982年：コッパ・イタリア2度目の優勝
1984年：5度目のリーグ優勝
1985年：ヨーロピアン・カップ・チャンピオン2度目の優勝
1997年：コッパ・イタリア3度目の優勝
2003年：6度目のリーグ優勝、コッパ・イタリア4度目の優勝
2004年：スーパー・コッパ・イタリア優勝
2005年：7度目のリーグ優勝、コッパ・イタリア5度目の優勝
2008年：コッパ・イタリア6度目の優勝
2009年：8度目のリーグ優勝
2010年：コッパ・イタリア7度目の優勝、ヨーロピアン・カップ・チャンピオン3度目の優勝
2012年：コッパ・イタリア8度目の優勝、ヨーロピアン・カップ・チャンピオン4度目の優勝
2013年：ヨーロピアン・カップ・チャンピオン5度目の優勝、アジアシリーズに出場
2014年：9度目のリーグ優勝
2015年：コッパ・イタリア優勝
2016年：10度目のリーグ優勝

特に2000年代以降は、リーグ優勝やコッパ・イタリア、ヨーロピアン・カップ・チャンピオンなど、多くのタイトルを獲得し、イタリア野球界を代表するチームとしての地位を確立しました。

アジアシリーズ出場

2013年には、ヨーロピアン・カップ・チャンピオンとして、アジアシリーズに招待国として出場しました。この大会では、日本や台湾のチームと対戦しましたが、予選リーグで敗退しました。この際、ジャンカルロ・アルバラード選手がチームに加わりました。

過去の主な所属選手

ウニポルサイ・ボローニャには、数々の名選手が在籍していました。

フアン・パブロ・アングリサーノ (2008年 - 2011年)
ビクトル・モレノ (2009年 - 2011年)
G.G.佐藤 (2012年)
ジャンカルロ・アルバラード (2013年)

主なタイトル

チームが獲得した主なタイトルは以下の通りです。

カンピオナーチ・イタリアーニ（リーグ優勝）: 10回（1969年, 1972年, 1974年, 1978年, 1984年, 2003年, 2005年, 2009年, 2014年, 2016年）
コッパ・イタリア（イタリアカップ）: 9回（1973年, 1982年, 1997年, 2003年, 2005年, 2008年, 2010年, 2012年, 2015年）
スーパーコッパ・イタリアーナ（スーパーカップ）: 1回（2004年）
ヨーロピアン・カップ・チャンピオン: 4回（1973年, 1985年, 2010年, 2012年）

まとめ

ウニポルサイ・ボローニャは、イタリア野球界において歴史と実績を兼ね備えた名門チームです。数々のタイトルを獲得し、多くの名選手を輩出してきたその歴史は、イタリア野球の発展に大きく貢献しています。今後も、さらなる活躍が期待されるチームです。

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