フォース・ディメンション

ストラトヴァリウス 4thアルバム「フォース・ディメンション」

「フォース・ディメンション (Fourth Dimension)」は、フィンランドのパワーメタルバンド、ストラトヴァリウスが1995年に発表した4枚目のスタジオ・アルバムです。

このアルバムは、バンドにとって重要な転換期を示す作品となりました。特筆すべきは、専任ヴォーカリストとしてティモ・コティペルトが初めて参加したことです。これにより、バンドの音楽性はより洗練され、新たな方向へと進むことになります。それまでヴォーカルも兼任していたティモ・トルキは、ギターに専念することになり、よりギタープレイに磨きをかけることができました。

また、オリジナルメンバーであるドラマーのトゥオモ・ラッシーラとキーボーディストのアンティ・イコーネンが参加した最後のアルバムでもあります。彼らの貢献は、初期ストラトヴァリウスのサウンドを特徴づける上で非常に重要なものでした。

収録曲について

アルバムには、以下の楽曲が収録されています。

1. Against the Wind
2. Distant Skies
3. Galaxies
4. Winter
5. Stratovarius
6. Lord of the Wasteland
7. 030366
8. Nightfall
9. We Hold the Key
10. Twilight Symphony
11. Call of the Wilderness
12. Dreamspace (live) - (日本版ボーナストラック)

これらの楽曲のうち、"Against The Wind", "Galaxies", "We Hold The Key" はティモ・トルキが作曲、ティモ・コティペルトが作詞を、"Nightfall"はトルキが作曲、ラッシーラが作詞を手掛けています。その他の楽曲はすべてトルキが作詞作曲しています。

参加ミュージシャン

アルバムには、以下のミュージシャンが参加しています。

ティモ・トルキ - Guitar, Vocals, Bass
ティモ・コティペルト - Vocals
ヤリ・カイヌライネン - Bass
アンティ・イッコーネン - Keyboards
* トゥオモ・ラッシーラ - Drums

アルバムの特徴

「フォース・ディメンション」は、ストラトヴァリウスの音楽性を確立した重要なアルバムとして位置づけられています。ティモ・コティペルトの加入により、ヴォーカルの表現力が向上し、楽曲の幅が広がりました。また、トルキのギタープレイもよりテクニカルになり、メロディックなパワーメタルサウンドを確立しました。

このアルバムは、後のストラトヴァリウスの音楽性に大きな影響を与え、彼らの代表作の一つとして、多くのファンに愛されています。

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