フサスグリ

フサスグリ（房酸塊）

フサスグリは、スグリ科の植物で、ヨーロッパを原産とします。赤色の果実をつける系統はアカスグリ（赤すぐり、レッドカーラント）、白色の果実をつける系統はシロスグリ（白すぐり）と呼ばれます。黒色の果実をつけるクロスグリ（カシス）とは別種です。また、フランス語由来のグロゼイユという別名も持ちます。

特徴

ヨーロッパでは、つやのある小さな液果をジャムやゼリー、果実酒などに加工するため、19世紀以降に広く栽培されるようになりました。日本には明治初期に渡来し、北海道や寒冷地で栽培が盛んに行われています。

アカスグリは酸味が強いため、主に加工用として利用されます。一方、シロスグリは若干の甘味があり、生食も可能です。その小さく可憐な見た目から、ケーキやパフェなどの飾りとしてもよく用いられます。

「目によい」「風邪によい」とも言われていますが、現時点では十分なデータが得られていません。

栽培

フサスグリは落葉性の植物で、成木の樹高は0.4〜1.5mになります。挿し木で容易に増やすことができ、自家受粉で結実します。開花期は4〜5月で、収穫期は6〜7月のうちの1〜2週間です。

耐寒性に優れているため、寒冷地での栽培に適しています。

日本の主な産地

[青森県]]青森市: クロフサ[[スグリ]
長野県筑北村: フサスグリ

利用

フサスグリは、主に以下の用途で利用されます。

ジャム
ゼリー
果実酒

関連項目

スグリ
クロスグリ
セイヨウスグリ（グズベリー）

参考画像

[フサスグリの画像1]

[フサスグリの画像2]

[フサスグリの画像3]

[フサスグリの画像4]

[フサスグリの画像5]

[フサスグリの画像6]

[フサスグリの画像7]

[フサスグリの画像8]

[フサスグリの画像9]

外部リンク

* 素人園芸解説 - スグリ/フサスグリ （2012年8月21日閲覧）

もう一度検索