フジテレビフューチャネット

株式会社フジテレビフューチャネット（略称：FFNet）は、かつて存在した電気通信事業者であり、株式会社フジテレビジョンの子会社でした。

設立と変遷

同社は、1994年7月15日に株式会社ピープル・ワールドとして設立されました。当初の株主構成は、日本アイ・ビー・エム株式会社が45%、三菱商事株式会社が25%、株式会社日立製作所が20%、株式会社東芝が10%と、大手企業が出資していました。その後、1997年9月にはフジテレビとフジミックが資本参加し、2000年7月にはフジテレビが経営権を取得、子会社化されました。この時点で、株主はフジテレビ、IBM、フジミックとなりました。2000年10月6日には、社名を株式会社フジテレビフューチャネットに変更しています。

事業内容

同社は、設立当初からパソコン通信サービス「People」を運営していました。その後、インターネットの普及に伴い、ISP（インターネットサービスプロバイダ）事業にも参入しました。しかし、2002年2月20日にISPの名称を「People」から「FFNet」に変更し、2004年3月31日にはISP業務を終了しています。ただし、その他のインターネット事業は継続していました。

合併と消滅

株式会社フジテレビフューチャネットは、2005年4月1日に株式会社フジミックと合併し、消滅しました。これにより、同社の歴史に幕を閉じました。

沿革

1994年2月14日 - 日本IBMがパソコン通信「People」を提唱。
1994年7月15日 - 株式会社ピープル・ワールド設立。
1994年7月 - 三菱電機が資本参加。
1997年9月 - フジテレビ・フジミックが資本参加。
2000年7月 - フジテレビが経営権取得し子会社となる。（この時点での株主はフジテレビ・IBM・フジミック）
2000年10月6日 - 商号を株式会社フジテレビフューチャネットに変更。
2002年2月20日 - ISPの名称を「People」から「FFNet」に変更。
2004年3月31日 - ISP業務を終了（その他のインターネット事業は継続）。
2005年4月1日 - 株式会社フジミックと合併し、消滅。

外部リンク

FFNet フジテレビフューチャネット - 閉鎖（2003年4月9日時点のアーカイブ）

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