フジテレビ系列日曜夜7時台枠のアニメ

フジテレビ系列日曜夜7時台アニメの歴史

フジテレビ系列の日曜夜7時台に放送されたアニメ作品は、日本のアニメ史において極めて重要な位置を占めています。この時間帯は、約40年もの間、多くの名作アニメが放送されており、特に『世界名作劇場』シリーズなど、多くの人々に親しまれました。

時間帯の変遷

印象的なこの枠は、2006年9月まで続きました。2004年には、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』と『ONE PIECE|ONE_PIECE』の2作品が、同時に放送される「アニメ7」という形式も取り入れられました。枠が廃止されても、2017年頃までテレビ静岡で多くの作品が再放送されるなど、多くのファンに愛され続けました。

初期の名作

この枠のアニメ番組としては、1965年に始まった手塚治虫原作の『W3』が初めてです。好評だったものの、放送開始から数ヶ月後に時代劇に枠を譲り、以降はバラエティ番組が主流となりました。1969年には、アサツー ディ・ケイが制作した『アタックNo.1』が登場し、スポ根ブームと相まって人気を博しました。さらに続く作品には、『マジンガーZ』や『タッチ』などがありました。

1980年代にはジャンルが多様化し、ギャグや青春をテーマにした作品が放送されました。なかでも、1988年にスタートした『キテレツ大百科』は大ヒットし、その後も『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が一定の人気を保ち、長寿番組となりました。

移行と人気作

また、『ONE PIECE|ONE_PIECE』は2006年までここで放送され、以降は日曜9時半に移動し現在も続いているため、枠の一部オリジナルメンバーとして記憶されています。この枠がなくなるまで、多くのファンから支えられてきたアニメたちの存在は特筆すべきです。

後半枠の展開

初めて放送されたカラー実験アニメ『ドルフィン王子』から始まり、手塚アニメの『どろろ』や、翌年スタートする『ムーミン』などの作品も映像化され、人気を得ました。これを皮切りに、27年半にわたる『世界名作劇場』が始まります。このシリーズには、『アルプスの少女ハイジ』や『フランダースの犬』など、国際的にも評価が高い名作が揃いました。

1997年に放送が終了した『家なき子レミ』をもって、一旦『世界名作劇場』はその幕を閉じ、その後再放送などで息を吹き返しました。以降は、『中華一番!』など新しい作品が放送されましたが、バラエティ番組にシフトしていく流れが続きました。

まとめ

フジテレビの日曜夜7時台枠には、名作アニメが数多く放送されており、特に『世界名作劇場』は多くの世代に影響を与えました。この歴史ある枠は、今日のアニメ文化においても、重要な役割を果たしています。このように、アニメの黄金期を育んできたこの時間帯は、観る者に懐かしさと感動を与えてきたといえるでしょう。

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