フジテレビ金曜9時枠の連続ドラマ

フジテレビ金曜夜9時枠の連続ドラマについて

フジテレビの金曜夜9時枠の連続ドラマは、1964年1月24日から放送が開始され、その後も長い歴史を持つ枠です。最初の放送は1964年から1966年、さらに1967年から1969年までの2回に分かれて行われ、2023年10月からは新たに第3期がスタートしました。新たな枠では、同局の人気コンテンツとして毎週金曜日21:00から21:58に放送されています。

歴史的背景

この枠は1962年9月に誕生しました。当初はドラマではなく音楽番組『シオノギ ザ・ビッグショウ』が放送され、その後、同じく塩野義製薬の提供でスタートした『シオノギテレビ劇場』が初めてのドラマとして流れました。1965年には関西テレビ制作の『白雪劇場』が月曜日から金曜日に移動して放送されましたが、90分映画番組『お楽しみ映画劇場』のため中断することとなります。

その後、『お楽しみ映画劇場』が終了すると、再びドラマ枠が設置されましたが、様々な編成の変更により枠の存続が困難になりました。1971年には『おんなの劇場』が新たに設置されましたが、こちらも廃枠となり、映画番組に移行することになったのです。これ以降、この枠は90分や2時間の映画番組が中心となり、2023年にドラマが復活するまで非常に長い間、映画枠として利用され続けました。

再び連続ドラマ枠の新設

2023年6月、フジテレビは金曜21時枠に連続ドラマを新設すると発表しました。これにより、52年半ぶりとなる金曜21時台のドラマ放送が復活しました。初回の放送は『うちの弁護士は手がかかる』で、以降もさまざまな作品が登場しています。2024年には『院内警察』や『イップス』などの作品が続々と放送される予定です。

なお、これらの新しい番組に伴い、同時に金曜21時枠には『金9』の愛称がつけられましたが、この名称は他局の金曜ドラマ枠とは異なる運用がされています。連続ドラマ放送が再開されることで、視聴者は新旧のドラマを楽しむ機会が増えるとともに、フジテレビのドラマ制作への注目も高まっています。

今後の展望

2024年の改編では、この金曜21時枠に再び変化が訪れることが決まっています。新たに放送される『女のTHE共通テン』が続くことで、また一段と多様性のあるコンテンツが実現されるでしょう。連続ドラマ枠の復活が視聴者にどのような影響を与えるのか、今後が非常に楽しみです。

このように、フジテレビの金曜夜9時枠は時代を経て様々な変遷を遂げてきました。新たなドラマの台頭と共に、今後もその歴史がどのように展開していくのか、注目していきたいところです。

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