フジヤマ☆スタア

フジヤマ☆スタア：日本のカルチャーを彩るスターたちの祭典

2007年4月19日から2008年3月27日まで、関西テレビで毎週木曜深夜に放送されたバラエティ番組『フジヤマ☆スタア』。全49回に渡り、サブカルチャーから伝統芸能まで、多様なジャンルで活躍する「日本のカルチャースタア」たちを紹介しました。

番組の大きな特徴は、そのゲストの選定にあります。毎回、日本の文化を代表する様々な分野から「タクミスタア」または「シンガタスタア」を招き、彼らの活動や考え方を深く掘り下げていきました。「タクミスタア」は伝統的な表現スタイルを守りながら研鑽を積むスター、「シンガタスタア」は伝統を踏襲しつつも独自のスタイルを確立したスターを指し、毎回どちらか、あるいは両方が出演していました。2007年5月10日放送分では、特別企画「ビッグ☆スタアナイト」として、石井竜也さんを「ビッグスタア」として迎えた回もありました。

番組のスタジオセットは、クラブをイメージした洗練された空間でした。メインフロアにはソファが配置され、MC陣とゲストが囲んでトークを展開。その背景にはDJブースがあり、DJ CHAMIが華を添え、ダンスフロアでは「有酸素ガールズ」と呼ばれる女性グループが、J-POPに乗せて絶え間なく踊り続けました。この有酸素ガールズは、DJ一条寺（なだぎ武）による命名で、関西を拠点に活動する7～11名のタレントで構成され、放送期間中はメンバーが入れ替わることもありました。

MC陣は、藤井隆を筆頭に、FUJIWARA（藤本敏史、原西孝幸）、DJ一条寺（なだぎ武）らが務め、軽妙なトークで番組を盛り上げました。ナレーターは宇和川恵美さん、VJはMOJARIが担当しました。

番組は隔週月曜日に関西テレビ第2スタジオで2～3本まとめて収録されました。初回放送はゲストなしで行われ、2007年7月26日には初の総集編が放送されました。この総集編では、視聴率が低かった回について言及する場面もありました。また、2007年12月27日放送分は放送枠を1時間拡大し、「ニュースタア大集合!やってみ☆ナイト」と題した特別番組が放送されました。

『フジヤマ☆スタア』は、単なるトーク番組にとどまらず、日本の文化の多様性と奥深さを視聴者に伝えるとともに、独特の演出と個性豊かな出演者によって、深夜番組ながら高いエンターテインメント性を提供していました。出演者、スタッフの熱意とこだわりが感じられる、記憶に残る番組と言えるでしょう。

主な出演者

藤井隆（マルチスタア☆）
FUJIWARA（藤本敏史、原西孝幸）
DJ一条寺（なだぎ武）
フジヤマガールズ
DJ CHAMI
有酸素ガールズ（黒川鮎美、瀬戸久美、武内美和、長倉彩、松谷怜香、須賀千紘、柚木まゆ、水都久実、ほか）
宇和川恵美（ナレーター）
MOJARI（VJ）

主なスタッフ

構成、ブレーン、TD、CAM、VE、照明、音声・MA、効果、編集、美術、スタイリスト、衣裳、メイク、電飾・マルチ、かつら、ロゴデザイン、CG、タイトル、TK、広報、AP、監修、プロデューサー、演出・プロデューサー、チーフプロデューサー、技術協力、美術協力、スタッフ協力、制作協力、制作著作などがクレジットされています。詳細は番組公式ホームページ（現在はインターネットアーカイブに保存データが残っている）を参照ください。

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