フランミル・レイエス

フランミル・フェデリコ・レイエス

フランミル・フェデリコ・レイエス（Franmil Federico Reyes）は、1995年7月7日にドミニカ共和国サン・クリストバル州で生まれたプロ野球選手で、現在は北海道日本ハムファイターズに所属しています。彼の愛称は「ラ・モーレ（La Mole）」であり、これは彼の大きな体格と力強いプレースタイルに由来しています。

プロ入りとパドレス時代

レイエスは2011年にサンディエゴ・パドレスと契約し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。2012年にはルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・パドレスでデビューし、67試合に出場して打率.267、4本塁打、37打点、12盗塁という成績を残しました。その後の年も様々なマイナーリーグチームで経験を積み、2018年にメジャーデビューを果たしました。初出場では無安打に終わりましたが、翌日には初安打を記録し、さらにワシントン・ナショナルズ戦では初本塁打を放ちました。

特に2019年には開幕から正右翼手として活躍し、前半戦だけで25本塁打を打つなど、その打撃力を魅せました。最終的にパドレス在籍のまま、その年のトレードでクリーブランド・インディアンスに移籍、日本に来る前に印象的な成績を上げました。移籍後も好調を維持し、シーズン通算で37本塁打を放つなど、彼のバッティングの技術は急成長を遂げました。

インディアンス・ガーディアンズ時代

インディアンスにおいても、レイエスはその攻撃力を発揮しました。2021年には30本塁打を記録。2022年にはチーム事情によりDFA（指名解除）となり、新たなチームを求めることとなりました。

カブス時代

2022年8月にはシカゴ・カブスに移籍。オフにはフリーエージェントとなり、再び新たなチャレンジの道を求めました。

ロイヤルズ時代

2023年にはカンザスシティ・ロイヤルズと契約。開幕時にはロースターに入りましたが、結果的には19試合しか出場せず、期待された成績には繋がりませんでした。5月にはDFAとなり、その後フリーエージェントになりました。

日本ハム時代

2024年1月に北海道日本ハムファイターズへの入団が正式に発表され、単年契約を結びました。背番号は99です。レイエスは「球場を広く使った打撃」を意識し、状況に応じたプレーを行うスタイルの持ち主です。彼のリーダーシップやムードメーカーとしての役割もチーム内で評価されています。

選手としての特徴

レイエスは長距離打者として多くの打撃を実現しており、広いゾーンを使い分ける技術があります。彼自身は「パワーヒッターではなく、パワーがあるバッター」と述べ、ホームランだけでなくチーム状況に応じた打撃が大切だと考えています。また、性格は明るく、チーム内でのコミュニケーションも重視しています。監督やチームメイトからの信頼も厚く、今後の活躍が期待されている選手です。

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