フリオ・セサル・ファルシオーニ

フリオ・セサル・ファルシオーニ

フリオ・セサル・ファルシオーニ（Julio César Falcioni）は、1956年7月20日にアルゼンチン・ブエノスアイレスで生まれた元サッカー選手であり、現在はサッカーの指導者として活躍しています。彼は元アルゼンチン代表としても知られ、ポジションはゴールキーパー（GK）です。

選手としてのキャリア

ファルシオーニは1976年にプリメーラ・ディビシオンのクラブ、CAベレス・サルスフィエルドでプロデビューを果たしました。その後、1980年にコロンビアのアメリカ・デ・カリに移籍し、1982年から1986年にかけてはリーグ戦で5連覇を達成しました。さらに、1985年から1987年には、コパ・リベルタドーレスで3年連続して決勝に進出しましたが、惜しいことにすべて準優勝に終わっています。また、1983年と1988年には4強進出も果たしています。1990年にはアルゼンチンに帰国し、クラブ・デ・ヒムナシア・イ・エスグリマ・ラ・プラタと契約。選手生活の後半には再びCAベレス・サルスフィエルドに戻りましたが、最終的には現役を引退しました。

代表チームでも1989年にアルゼンチンの一員として3試合に出場し、コミュニティでの存在感を示しました。

指導者としての道

選手から引退後、彼は1997年にCAベレス・サルスフィエルドで指導者としてのキャリアをスタートしました。初年度にはレコパ・スダメリカーナを制し、翌年にはクラウスーラ1998を獲得するなどの成功を収めました。その後もクラブ・オリンポやCAバンフィエルド、CAインデペンディエンテ、CAコロン、クラブ・デ・ヒムナシア・イ・エスグリマ・ラ・プラタなどさまざまなチームで監督を務めました。2009年には、選手時代に過ごしたクラブCAバンフィエルドの監督に就任し、アペルトゥーラ2009でのリーグ優勝という偉業を成し遂げました。

ボカ・ジュニアーズでの挑戦

2010年12月にボカ・ジュニアーズの監督に就任し、新しい挑戦に臨んだファルシオーニは、プレシーズンのトーナメントで期待を寄せられましたが、開幕戦では思わぬ大敗を喫しました。その後も苦境に立たされることもありましたが、数試合を無敗で切り抜け、連携の強化にも成功。クラウスーラ2011では無敗で終える結果を残しました。また、クラブのレジェンドであるリケルメをキャプテンに任命し、彼を基軸にしたフォーメーションで優勝を遂げました。特に、コパ・リベルタドーレスでは決勝進出を果たし、指導者としての新たな高みを経験しましたが、最終的には敗北を喫し、選手時代と合わせると4度目の決勝敗退となりました。

タイトル

選手時代のタイトル

• - アメリカ・デ・カリ: プリメーラA (1982, 1983, 1984, 1985, 1986)

指導者としてのタイトル

• - CAベレス・サルスフィエルド: レコパ・スダメリカーナ (1997), プリメーラ・ディビシオン (1997-98C)
• - CAバンフィエルド: プリメーラ・ディビシオン (2009-10A)
• - ボカ・ジュニアーズ: プリメーラ・ディビシオン (2011-12A), コパ・アルヘンティーナ (2011-12)

フリオ・セサル・ファルシオーニのサッカー界での活躍は、選手・指導者両方での成功に裏打ちされており、多くのサッカーファンから支持を受けています。

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