フリーダム・ファイターズ

フリーダム・ファイターズ

『フリーダム・ファイターズ』は、デンマークのIO Interactive社が開発し、エレクトロニック・アーツ社から発売された三人称視点シューティングゲームです。史実とは異なる架空の世界で、ソビエト連邦がアメリカ合衆国に侵攻したという設定のもと、一人の愛国者が自由のために戦う姿を描いています。

概要

2002年に『Freedom: The Battle for Liberty Island』というタイトルで発表されました。当初はターン制の戦略モードとリアルタイムアクションの2つのゲームシステムを組み合わせたものでしたが、開発の過程で戦略モードが削除され、2003年に『フリーダム・ファイターズ』として発売されました。

2004年には続編の開発計画が発表されましたが、IO Interactiveが別のプロジェクトに専念したため、開発はキャンセルされました。その後も続編の可能性は示唆されていましたが、具体的な動きはありませんでした。しかし、2020年にはPC向けにデジタル再リリースされ、再び注目を集めています。

ゲームの特徴

仲間との連携: プレイヤーは味方の兵士を仲間にし、攻撃、防御、待機などの指示を出すことができます。仲間にできる兵士の数は、カリスマレベルによって変化します。
カリスマレベル: マップに設定された目標を達成したり、負傷した民間人を救護することでカリスマレベルを上げることができます。カリスマレベルが上がると、より多くの兵士を仲間にすることができます。
賢いAI: 味方兵士のAIは比較的賢く、遮蔽物に隠れたり、配置された機関銃を使用したりします。敵もプレイヤーに気づかれないように接近してくるなど、戦略的な行動を取ります。
オフラインマルチプレイ: 家庭用ゲーム機版にはオフラインのマルチプレイヤー機能が搭載されており、最大4人でのチーム対戦が可能です。

登場人物

レジスタンス

クリストファー・ストーン (クリス): 主人公。配管工として働いていたが、ソビエト侵攻後はレジスタンスのリーダーとなります。
イザベラ・アンジェリーナ: クリスと共にレジスタンスを率いるリーダーの一人。政治思想と演説の才能に長けています。
トロイ・ストーン: クリスの弟。別のレジスタンスを率いています。
キッド: 街を知り尽くした孤児。クリス達に様々な助言を与えます。
フィル・バグストン: よく喋る男性。戦闘能力もそこそこ高いです。
ミスター・ジョーンズ: 軍隊経験が長く、戦略に関する知識が豊富です。

侵攻者

タチアナ・ケンピンスキー: 美しいニュースキャスター。共産党に忠誠を誓っています。
タターリン将軍: 自ら兵士を率いて戦うことを信条とするソ連軍の指揮官。
* ブルバ大佐: ソ連軍のKGB責任者。タターリンとは意見が対立しています。

ゲーム構成

アメリカ国旗を掲げて拠点を制圧する主任務と、敵の弱体化や捕虜救出などの副任務で構成されています。主任務をクリアすることでステージクリアとなります。副任務をクリアすることでカリスマ性を高めることができます。

敵は戦闘ヘリや兵員輸送車など、圧倒的な戦力を有しています。ヘリポートを破壊したり、輸送経路を断つなど、戦略を立ててクリアしていく必要があります。敵陣地は有利な場所に配置されていることが多いですが、マップをよく見ることで突破口が見つかります。

難易度によって戦い方が変わり、高難易度では味方の配置などを考慮しなければ攻略は困難になります。

武器

レンチ、拳銃、ショットガン、アサルトライフル、サブマシンガン、スナイパーライフル、マシンガン、火炎瓶、グレネード、固定式マシンガン、ロケットランチャー、C4など、様々な武器が登場します。

敵

一般兵、小隊長、憲兵、特殊部隊、装甲兵、兵員輸送車、戦車、ヘリコプターなど、様々な敵が登場します。敵の種類によって、有効な戦術や武器が異なります。

『フリーダム・ファイターズ』は、戦略的な思考とアクションが求められる、やりごたえのあるシューティングゲームです。

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