フルゴスペル・ビジネスメンズ・フェローシップ・インターナショナル

国際フルゴスペル実業家親交会（FGBMFI、英語：Full Gospel Business Men's Fellowship International）は、ペンテコステ主義を基盤とする、ビジネスに携わる男性やクリスチャン信徒のための団体です。その活動は、聖霊の第二の波とも呼ばれるカリスマ運動に大きな影響を与えました。

創立と背景

FGBMFIは、1952年にカリフォルニア州の酪農家であったアルメニア系2世のデモス・シャカリアンによって創立されました。シャカリアンの家族は、19世紀に起こった聖霊運動と深い関わりがありました。当時、ロシア正教会の信徒たちが「聖霊の傾注」を受け、異言を話したり預言をしたりする現象が起きていました。その中には、アルメニア人虐殺を預言したロシア人の少年預言者もおり、その預言がきっかけでシャカリアンの父はアルメニアからアメリカへと逃れたとされています。デモス・シャカリアンは、この聖霊運動こそがFGBMFIのルーツであると捉えていました。

発展と影響

1952年に始まった聖会では、著名な福音伝道者であるオーラル・ロバーツが講師として迎えられ、FGBMFIはアメリカ全土へと急速に拡大していきました。1960年代にカリスマ運動が盛り上がりを見せると、FGBMFIは超教派の受け入れ団体として、その発展に大きく貢献しました。また、1960年代後半からは、ピッツバーグやノートルダム大学のローマ・カトリックの教授や学生を指導し、カトリック・カリスマ刷新運動を導くなど、幅広い分野で影響力を行使しました。

参考文献

『地上最大の成功者 : あるクリスチャン実業家の証し』デモス・シャカリアン　FGBMFIジャパン 1975
『リバイバルの源流を辿る』尾形守　ISBN 4872072049

外部リンク

* FGBジャパン

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