フレッド・ロッサー

フレッド・ロッサーについて

フレッド・ロッサー（Frederick Douglas Rosser III）は1983年11月2日生まれのアメリカンプロレスラーです。出身地はニュージャージー州ユニオンシティで、現在は新日本プロレスに所属しています。彼はそのキャリアの中で、数々のインディ団体で活躍し、魅力的な選手として名を馳せました。

キャリアの初期

ロッサーは2002年にカオティック・プロレスリングでプロレスラーとしてキャリアをスタートさせました。以降、いくつかのインディ団体で経験を積み、多くのタイトルを獲得するなど注目を集めました。1990年代後半から2000年代初頭のプロレスシーンで彼の存在感は確立され、次第に大手団体への道を歩み始めました。

WWEでの活躍

2009年、ロッサーはWWEと契約を結び、FCW（Florida Championship Wrestling）でダレン・ヤングというリングネームでデビューします。彼はパーシー・ワトソンと共にタッグチーム「サウスビーチ・パーティー・ボーイズ」として活躍し、名声を高めました。2010年にはNXTシーズン1に参加し、CMパンクをプロとして迎え入れました。彼は最終的に第5位でシーズンを終えました。

その後、ロッサーはネクサスというグループに参加し、WWEにおいて様々なストーリーラインに関わりますが、サマースラム後に自身が敗北し、ネクサスを離れることとなりました。以降はフェイスターンを経て、多くの試合に登場し続けました。

2011年のNXTシーズン5では、過去の脱落者たちが競うこのシーズンに再び参加し、新たな挑戦を続けました。その後、彼のキャラクターはヒールへと移行し、様々な選手との抗争を経験しました。タッグチームとしての活動もあり、タイタス・オニールと共に「プライムタイム・プレイヤーズ」という人気タッグチームを結成し、WWEタッグ王座に挑戦するなど、彼らの関係性も注目されました。

カミングアウトとその後

2013年8月、ロッサーは自身がバイセクシュアルであることを公表しました。この告白は、プロレスラーとしての彼のキャリアにおいて重要な出来事であり、多くのファンに勇気を与えました。彼はその後、タッグチームとしての活動を再開し、2015年にはWWEタッグ王座を獲得するまでに至りました。

新日本プロレスへの移行

2017年10月29日、WWEを解雇されると、その後の活動に注目が集まりました。2020年には新日本プロレスのアメリカ版「NJPW STRONG」に初めて参戦し、2021年には正式に新日本プロレスと契約を結ぶことになります。彼の新たな挑戦は、プロレス界での彼のキャリアを新たな方向へと導いています。

得意技とタイトル歴

フレッド・ロッサーの得意技には、クロスフェイス・チキンウィングやガット・チェック、ヒートウェーブなどがあり、これらは彼の戦闘スタイルの特徴となっています。また、様々な団体でのタイトル獲得経験も豊かで、新日本プロレスでのSTRONG無差別級王座やWWEタッグ王座など、数々のチャンピオンシップを手に入れています。彼の多才な能力は、これからもプロレス界での注目を集めていくことでしょう。

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