フレデリコ・ロドリゲス・デ・パウラ・サントス

フレッジ：ブラジルが生んだダイナモ、その輝かしいキャリア

フレッジ（本名：フレデリコ・ロドリゲス・デ・パウラ・サントス）は、1993年3月5日、ブラジルのベロオリゾンテで生まれました。現在はトルコの強豪フェネルバフチェSKに所属し、ミッドフィールダーとして活躍しています。ブラジル代表としても国際舞台で活躍する、彼の輝かしいキャリアを紐解きます。

プロとしての出発

フレッジは、幼少期をアトレチコ・ミネイロのユースで過ごし、2010年にSCインテルナシオナルユースへ移籍。2012年にトップチームへ昇格し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

ウクライナでの飛躍

2013年、フレッジはウクライナの強豪FCシャフタール・ドネツクへ移籍。移籍金は約1500万ユーロと報じられました。加入後すぐにウクライナ・スーパーカップで2ゴールを挙げるなど、その才能を遺憾なく発揮。シャフタールでは、ウクライナ・プレミアリーグ優勝3回、ウクライナ・カップ優勝3回、ウクライナ・スーパーカップ優勝4回を経験するなど、数々のタイトル獲得に貢献しました。

マンチェスター・ユナイテッドへの挑戦

2018年6月、フレッジはイングランドの強豪マンチェスター・ユナイテッドFCへ移籍。移籍金は約76億円とされています。大きな期待を背負って加入したものの、1年目は出場機会に恵まれず、批判も浴びました。しかし、2年目以降は徐々にチームにフィットし、オーレ・グンナー・スールシャール監督の信頼を勝ち取ると、スコット・マクトミネイとのコンビで中盤を支え、出場機会を増やしました。

2022-23シーズンには、EFLカップ（リーグカップ）で優勝を経験しました。

フェネルバフチェSKへの移籍

2023年8月、フレッジはトルコのフェネルバフチェSKへ移籍。4年契約で、移籍金は1000万ユーロと報じられています。新たな挑戦の舞台で、再び輝きを放つことができるか、注目が集まっています。

ブラジル代表としての誇り

フレッジは、ブラジル代表としても活躍しています。2013年には南米ユース選手権に選出されましたが、出場機会はありませんでした。2015年にはコパ・アメリカに出場しましたが、ドーピング検査で陽性反応を示し、一時出場停止処分を受けました。2018 FIFAワールドカップ、2022 FIFAワールドカップのメンバーにも選出されています。国際Aマッチでは32試合に出場しています（2022年時点）。

プレースタイル

フレッジは、豊富な運動量と戦術眼を兼ね備えたミッドフィールダーです。ボール奪取能力が高く、中盤でのフィルター役として貢献する一方、攻撃的なセンスも持ち合わせており、チャンスメイクや得点にも絡むことができます。また、献身的なプレーでチームを鼓舞する、精神的な支柱としての役割も担っています。

タイトル

SCインテルナシオナル
カンピオナート・ガウショ：2012, 2013

FCシャフタール・ドネツク
ウクライナ・プレミアリーグ：2013-14, 2016-17, 2017-18
ウクライナ・カップ：2015-16, 2016-17, 2017-18
ウクライナ・スーパーカップ：2013, 2014, 2015, 2017

マンチェスター・ユナイテッドFC
* EFLカップ：2022-23

常に進化を続けるフレッジ。今後の活躍から目が離せません。

もう一度検索